鈴木亮平が“横浜凱旋” 『TOKYO MER』の広がり実感、子どもからもらった手紙に感動

劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(東宝)の物語の舞台でもある神奈川・横浜で7日、鈴木亮平と松木彩監督が舞台あいさつを行った。

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』舞台あいさつを行った鈴木亮平
『TOKYO MER~走る緊急救命室~』舞台あいさつを行った鈴木亮平

公開から9日間で興行収入20億円を突破

 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(東宝)の物語の舞台でもある神奈川・横浜で7日、鈴木亮平と松木彩監督が舞台あいさつを行った。

 2021年にTBS系で放送されたドラマの劇場版。オペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害の現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描く。映画では、横浜のランドマークタワーで起きた大規模な事故が舞台となる。

 大ヒット公開中の劇場版『TOKYO MER』だが、「待っているだけじゃ、伝えられない感謝がある」という思いから、物語の舞台であり、大規模撮影を実施した横浜に鈴木と松木監督が凱旋。横浜の映画館を周り、多くの観客に感謝の気持ちを伝えた。

 T・ジョイ横浜、横浜ブルク13、イオンシネマみなとみらいを周り、計4回の舞台あいさつを実施。会場に鈴木と松木監督が現れると、熱狂的な歓声が沸き上がった。今回の舞台あいさつでは特別に、観客からの鈴木や松木監督への質問を受け付け、多くの質問が飛び出した。

 その中で、「気にいっているせりふはなんですか?」と聞かれた鈴木は「『俺は千晶の夫だ』というセリフを見て、すごいせりふを書かれるなと思いました。究極の選択で悩む喜多見の姿が描かれる本作、この映画は、このせりふをどう言うかにかかってるなと思い、気を付けていたせりふです」と撮影の秘話を語った。

 また、「どうやったら鈴木亮平さんのように外国語がうまくなりますか?」「おすすめの筋トレはありますか?」などの質問に対して、笑顔で答えるなど、終始楽しい雰囲気で舞台あいさつは進行していった。

 そして最後に鈴木は「今日は本当にありがとうございました。横浜のど真ん中で撮らせていただいたこの映画が、全国のたくさんの方に愛されていて、こんなに幸せなことはありません。こうやって皆さんの顔を見てあいさつした、この光景を僕の中に焼き付けて、今後も大事にしていきたいと思います」と襟を正した。

 舞台あいさつ終了後には「『待っていては、聞いてくれない質問ある』ということで、自分でも質問をもらいに行かせていただきました(笑)。実際に皆さんの顔を見てて、本当に満足した表情をしていたのが一番本当にうれしかったですね。MERにとっては特別な場所なので1年前の撮影から見に来てくれて、つながりを感じてうれしかったです」。

 続けて、「僕はドラマのときから、子どもにも届いて欲しいと思っていました。子どもから『喜多見チーフ』って呼んでもらえたりすると子どもたちにも届いてるんだな、といううれしい気持ちとホットした気持ちになります。そして、子どもからお手紙をいただいたんですよ。『私も喜多見チーフみたいなお医者さんになりたい』と書かれていました。TOKYO MERの『誰かのために頑張っている人がHERO』っていうメッセージが、子どもたちにも伝わっているっていうのがうれしかったですね。今回『待っているだけじゃ伝えられない感謝がある』という気持ちで舞台あいさつに臨みましたが、感謝を伝えられたんじゃないかなと思います」と熱く語った。

 また、松木監督も「老若男女、たくさんの方が来てくれていると聞いて、とてもうれしいです。観客動員や興行収入を聞いても、数字が大きすぎて実感がわかないですが、自分で劇場に映画を観に行ったとき、みんなの声やリアクションが聞こえると、『やってきてよかったな』という気持ちになり、得難い経験でした。思わず声がもれたりする……、映画館で観るっていいなぁと改めて思いました」と笑顔を見せた。

 同作は公開から6日までの9日間で、動員165万人、興収21億7000万円を突破。公開週の興行ランキングで実写部門で第1位を獲得するなど、見事な大ヒットスタートを切っている。

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