尾上松也「ダート界と歌舞伎界は通ずるところがある」 TCKの魅力は「予想がつかない展開」
俳優の尾上松也が、東京シティ競馬(TCK)の新PRムービーのナレーションを務めることが5日に分かった。
尾上松也がPRムービーのナレーションで競馬界を盛り上げる
俳優の尾上松也が、東京シティ競馬(TCK)の新PRムービーのナレーションを務めることが5日に分かった。
尾上がナレーションを務めたのは、全日本的なダート競走の体系整備に伴い、今年で最後の実施となる南関東3歳クラシックのPRムービー「いざ、最後の南関クラシック~羽田盃編~」と、2024年に創設される3歳ダート三冠競走のPRムービー「ダートの未来は、大井からはじまる。」編の2本。さらに、29日(月)には、「いざ、最後の南関クラシック~東京ダービー編~」も公開予定となる。
迫力あるレース映像とあわせて、南関東3歳クラシック第一戦「羽田盃」の見どころや、3歳ダート三冠競走の創設にかけるTCKの決意を尾上がナレーションする。
以下は尾上のコメント。
――ナレーションのみでのCM出演は初。起用された感想を教えてください。
「日本のダート界はあまり日の目を見ないことが長く続いていましたが、いよいよ3歳クラシックにダート三冠が作られるということは今後の競馬界の底上げになるのではないかと思っています。競馬界の歴史的な試みに少しでも関わることが出来るというのは一競馬ファンとして非常に光栄です。競馬界・ダート界が盛り上がるように微力ながらお手伝いをしていきたいです」
――今回のダート三冠における改革にどんなことを期待していますか。
「芝だけでなくダートの世界にも強い競走馬がたくさんいましたが、今後は大々的に門戸が開かれることにより芝・ダート関係なく、より切磋琢磨して日本の競馬界も世界制覇の悲願を達成し、競馬界が盛り上がり日本の競馬界の底上げにつながることを期待しています。3歳という早い段階から高いレベルで競争できるということはスポーツにおいて重要なことだと思いますので、いつかは凱旋門賞だけではなく世界のダート三冠を狙える馬が出てくると楽しいですよね」
――ダートレースの地位向上などTCKを中心に改革を推し進めていく中で共感できる部分や、仕事やプライベートで改革したい点はありますか。
「僕自身は腰が重いタイプでして、何か目標を持ったりチャレンジするという刺激を自分に与えたり、追い込まれないとやる気が出ない部分があるので色々なことにチャレンジする機会があったらチャレンジしたいという気持ちがあります。TCKが掲げているダート界を盛り上げようという試みは歌舞伎界にも通ずる部分があるところで、歌舞伎は古い演劇だという認識のもとに古典と言われることが多いですが、現代においても上演されている時点で現代劇だと思っています。
ダート界も歌舞伎界も存在は知られているけれど、どれだけの方が興味を持って見てくれているかというところが似ているかもしれません。我々も新しい作品を作ったり、色々なことにチャレンジしたり、次の世代に歌舞伎をつないでいくということを常に考えていかなければいけませんし、その様なことを先輩・先祖の方々が実践してきたからこそ今があると思っていますので、そういう取り組みは続けていきたいです。
時代によって仕組みや体制をどんどん変えているということはダート界もそういう時期に来ているのかなとも思いますし共感ができます。今後自分自身の中で改革したいところとしては、今年は初の舞台演出もしますし、毎年何かしら自分が経験したことのないようなこと、緊張して恐怖におののいてしまうようなことを一つはチャレンジしていきたいです」
――TCKに行ったことはありますか。また、今後誰と行ってみたいですか。
「何度か行ったことがあります。TCKの面白さは予想がつかない展開がたくさんあるところだと思います。だからこそ初心者の方でも楽しめる面白さがたくさんあると思います。また、夜に競走馬が見られるというのもとても美しいので、是非また行きたいと思っています。次は高校時代の仲間など心置きなく楽しめる人たちと見に行きたいです」