有村架純も自宅で撮影? 行定勲監督が明かすリモート映画のウラ話

外出自粛を応援するショートムービー「きょうのできごと a day in the home」(YouTubeで配信中)を発表した行定勲監督。柄本佑、有村架純ら豪華キャストが出演しているが、俳優たちは一体、どこから出演しているのか? 行定監督がその舞台ウラを明かす。

行定監督と有村架純
行定監督と有村架純

行定勲監督、単独インタビュー・中編、ショートムービー「きょうのできごと a day in the home」配信中

 外出自粛を応援するショートムービー「きょうのできごと a day in the home」(YouTubeで配信中)を発表した行定勲監督。柄本佑、有村架純ら豪華キャストが出演しているが、俳優たちは一体、どこから出演しているのか? 行定監督がその舞台ウラを明かす。

――作品はコロナ禍の今だからこそ、の作品になっていると思いました。最初はまるで役者たちの私生活を観ているような気持ちになり、「いや、これはドラマなんだ」と思いながら、物語に入り込んでいく。会話劇は舞台を観ているような気持ちにもなる。コミカルな展開の中にもコロナ禍の市井の人の思い、監督自身の映画や映画館への思いが入っていますね。

「正直、どうなることか、と思いながら作りました。中身はそれこそ、鈴木慶一さんのツイッターがヒントになっています。学生時代の仲間との写真がすごく良かったんです。誰にも、こういう仲間はいるよなと思った。その中、高校時代の仲間が飲み会をしているうちに、実は当時のマドンナを誘っていて……という話が生まれました。停滞している時間だから、過去を顧みることも重要なのかな、と。しかも、そんなに大した人生じゃ、ないですよ。しかし、この“大したことない”というのが、とても重要だと思っています。それこそ財産なんですよ。今は、自分たちが培ってきたものが一気に崩され、それでも、何をやるのかが問われているのだから」

――熊本出身の行定監督は2016年4月の熊本地震も経験されました。この経験が「くまもと復興映画祭」へと繋がった。

「熊本地震があった時に、熊本がこれだけ頑張っているのに、どんどんオリンピックの話が進んでいって、ちょっとした被害者意識を持ったことがありました。でも、それは何も産まないんだと思ったんです。だから、映画祭に関わることになったのですが、結局、感動したっていうのは一瞬のことで、意外と忘れてしまう。それを繰り返し与えていかないと、応援しようと気持ちにもならないんだと思います。だから、今回も人を感動させるものを作ろうと思いました。そうなっているかは分からないけれども、(劇中では)少なくとも、有村架純ちゃんが笑顔を見せてくれるわけですよ」

――有村さんの笑顔には癒やされました。この豪華キャスティングはどのように決まったのですか。

「それこそ、今まで培ってきた人脈です。柄本佑君も今やブレーク中ですが、『この役をやってくれないかな』と。(熊本出身の)高良健吾はくまもと復興映画祭で一緒にやってきた仲なので、内容が決まっていないときに声かけたら、『やる』と言ってくれた。浅香航大も即答でした。MOROHAのアフロは、コロナ禍の少し前に飯を食べた時に『役者でもやる?』と言っていたことがつながった。永山絢斗君も二つ返事。ただ、『アドリブが苦手なので、ちゃんと台本を用意してください』と言っていたけれども、その割には一番気合が入っていた(笑)」

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