ラッシャー板前、愛車レクサスは「素晴らしい相方」 5年以上乗っても「浮気できません」

お笑い芸人のラッシャー板前は、レクサス NX300とのカーライフを満喫している。定期的なメンテナンスを怠らず、車を通して家族との仲も深まったそうだ。そんな愛車との思い出のエピソードや魅力を聞いた。

これまでの愛車について語ったラッシャー板前【写真:ENCOUNT編集部】
これまでの愛車について語ったラッシャー板前【写真:ENCOUNT編集部】

日産セフィーロ、J.フェリー、ベンツなどを乗り継ぐ

 お笑い芸人のラッシャー板前は、レクサス NX300とのカーライフを満喫している。定期的なメンテナンスを怠らず、車を通して家族との仲も深まったそうだ。そんな愛車との思い出のエピソードや魅力を聞いた。(取材・文=猪俣創平)

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 初めての愛車は芸人になる以前、板前修業時代に先輩から譲り受けた日産・ローレルだった。当時、憧れていたのは日産・スカイラインだったが、手を出せなかった。12万円で手に入れた中古のローレルには1年あまり乗ったものの、苦労は多かった。

「買ったはいいけど燃費があんまりよくなくてね。リッター4キロか5キロしか走らない。お金もないのにガソリンをばらまいてるような感じがして、遠出するのが怖かったですよ」と、苦笑しつつ振り返る。

 その後、ビートたけしに弟子入り。たけし軍団の一員として、さまざまなバラエティー番組に出演する。身体を張って必死に仕事に打ち込むうちに、努力が評価されたのか、CM仕事が舞い込んだ。

「初めて単独でCMをやったんですよ、おにぎりのCMを。『えーー! こうなんだ!』って驚くぐらいギャラをいただきました。そのときに、また日産なんですけど、セフィーロを買いました。セフィーロは、『くうねるあそぶ。』ってキャッチコピーで、井上陽水さんがCMをやっていたんですよ。そのとき、うちのメンバーのグレート義太夫と一緒に住んでいて、義太夫の弟さんが日産に勤めていたんです。融通も利くというのもあって買いました」

 CMのギャラで購入した初めての“新車”に、喜びもひとしおだった。「待ちに待った新車ですからね。『こんないい匂いがするのか!』って感動しました。先輩から買ったローレルはタバコ臭くて(笑)。『あ、こんなに燃費がいいんだ!』って」と、笑顔で懐かしむ。

 セフィーロに3年乗ると、車検を機に次なる愛車を迎え入れた。またしても日産の1台、レパードJ.フェリーだった。だが芸人仲間からは「うちの師匠とか軍団のみんなから車体が『メガネケースみたいだな』って言われました(笑)」。

 それでも、ラッシャーにとってはお気に入りの相棒だった。「快適でしたよ。その頃、初めて助手席にもエアバッグが付いてね。社長さんたちが乗るセカンドカーとか、そんなキャッチフレーズでした。社長が乗る車ですからね」と、特徴を挙げた。

 J.フェリーまで日産を乗り継いできたが、次に憧れていたのはメルセデス・ベンツだった。J.フェリーも3年乗ると、意を決して新たな相棒にベンツを選んだ。こだわったのはワゴン。なぜ、ワゴンを選ぶに至ったのか。

「あんまり嫌味がないじゃないですか。『ラッシャーがベンツかよ』って思われる可能性もあったわけです。でも、『ラッシャーがベンツかよ。あ、ワゴンなの? それならオッケーオッケー』っていう流れになりそうだと思いました。少し世間体を気にしたのもあったんですけど(笑)。実際にそういう反応もありました」

 周りを気にしながらも、初めてのベンツ、初めての“外車”。ボディーや走りだけでなく、体感も異なり、これまでの愛車たちとの違いに衝撃を受けた。「とてもよかったです。国産車と違う重みですかね。ドア1つでも、閉めるときにしっかり“ボン”っていう音がするんです。まさしく『頑丈じゃん!』っていうような重み、重さがありましたね」。

家族旅行での楽しみも明かしたラッシャー板前【写真:ENCOUNT編集部】
家族旅行での楽しみも明かしたラッシャー板前【写真:ENCOUNT編集部】

レクサス NX300を今も溺愛「新婚ホヤホヤな感じ」

 その後、ベンツを計3台乗り継いだ。しかし、あるときから“重み”が物足りなくなったという。「ベンツも燃費にこだわるようになって、車体を軽くしたんですよね。だから、その頃の2台目に買ったワゴンは、あの“ボン”っていう重さがなかったんです。車体がとにかく軽くなって、ちょっとさびしくなりましたね」。

 そうして、現在も乗り続けるレクサス NX300と出会った。それまでの愛車は、車検で3年あるいは5年で乗り換えてきた。すでに5年以上乗っているレクサスだが、乗り替えることは全く頭にない。その理由を、魅力とともに熱弁する。

「僕からしたら総合力が強いですね。安定感もあるし、維持費も助かるし、アフターサービスもすごく充実してますよね。5年乗っていますけど、いまだにあります。だから必ず半年に1回は点検に出しますもんね。そこで、なんかあったときにちゃんと相談してくれますから。しばらく今のを乗ります。素晴らしい相方ですもん!」

 今もほれ込む一台。ラッシャーは、NX300との関係をこう表現する。

「まだ5年なんです。夫婦だとしたら、僕の中では新婚なんですよ。浮気なんかできません。今はまだね、すごくいい“カミさん”なんでね。新婚ホヤホヤな感じ。まだまだ離婚届にハンコは押しません(笑)。今のを大事にしようと」

 普段使いだけでなく、ゴルフに行く際にも重宝している。自ら運転手となって、ゴルフ仲間と共にゴルフ場へと向かうそうで、「ゴルフ道具もよく入るしね。一緒に行くメンバーとは、終わったらシャワー浴びてパッパと帰ります。その後にみんなでお酒飲もうっていう感じですね」と、趣味にも役立っている。

 さらに、家族との貴重な時間も愛車が一役買っている。まな娘との会話が増えるきっかけになった。「娘がね、車の免許を取ったんですよ。たまに運転してます。ヒーヒー言いながら『なんでこんなでかいの買ったんだ』って言われますけど」と頬を緩ませた。

「娘1人じゃ運転を任せられないので、娘が運転するときは必ず俺が助手席に乗ります。『おはよう』や『おやすみ』くらいで、それまで子どもとの会話はあまりなかったんです。でも車内だと、就活の時期には、こういう会社に入りたいんだっていう話もしてくれました。そんな弾むような会話ではないですけど、会話が増えたってのは良かったなって」

 車での家族旅行に向けて、“願望”も胸に抱く。「家族で旅行に行ったときにね、俺は刺身でも食べながら酒飲んで、あとは全部、娘に車を運転してもらうことです。もう昼ご飯のときから酒を飲みたいなって(笑)。これがこれからの楽しみですね」と目を細めた。

 憧れる家族とのカーライフも楽しみにしつつ、これからも大切な“相方”レクサス NX300とのドライブを満喫していく。

□ラッシャー板前 1963年6月15日、千葉県出身。たけし軍団の一員として、数々のバラエティー番組に出演。ABCテレビ・テレビ朝日系『朝だ!生です旅サラダ』のリポーターを25年間務め、1000回以上ロケを行い、47都道府県を訪れた。温泉検定も取得している“温泉名人”。

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