埼玉・上尾にオールドカー280台が集結 圧巻のダットサン90台「快適に乗るための工夫も面白い」

オールドカー愛好家が自慢の車を展示するイベント「第3回 アリオ上尾 昭和平成なつかしオールドカー展示会」が23日、埼玉の大規模ショッピングモール・アリオ上尾の東側駐車場で行われた。会場には三菱の初代シグマ、戦前の英国車オースチン10など国内外の旧車やバイクなど280台が集結。雑貨、ミニカー、古着、アクセサリー、車の部品などを販売するブースもあり、にぎわっていた。

オールドカーが並ぶ会場の様子【写真:ENCOUNT編集部】
オールドカーが並ぶ会場の様子【写真:ENCOUNT編集部】

将来は埼玉・幸手に博物館を開きたい

 オールドカー愛好家が自慢の車を展示するイベント「第3回 アリオ上尾 昭和平成なつかしオールドカー展示会」が23日、埼玉の大規模ショッピングモール・アリオ上尾の東側駐車場で行われた。会場には三菱の初代シグマ、戦前の英国車オースチン10など国内外の旧車やバイクなど280台が集結。雑貨、ミニカー、古着、アクセサリー、車の部品などを販売するブースもあり、にぎわっていた。

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 3度目の開催となったイベントの目玉は、1958年式のダットサン210型J特別仕様車など90台のダットサンが並んだエリア。新旧名車を前に、シャッターを切る人の姿も多く見られた。

 運営に協力している日本旧軽車会の吉崎勝会長は「今日、4月23日は、“いい日産の日”と読むことができる。今年12月に、自動車メーカーの日産自動車(横浜市西区)が創立90周年を迎えるので、歴代のダットサン90台を集めました」と説明。「エアコンがついていない時代の車は、フロントドアガラスの前方に三角窓があったり、快適に乗るための工夫も面白い」と話していた。

 イベントには2000年までに生産された国・外車のオーナーが参加。吉崎さんは「エントリーの間口を広げたことで、オーナーが若返ってきている。70代の僕らから若い人たちに、クラシックカーを大切にする気持ちが広がれば」と思いを吐露。イベントを通じて知り合った人などから、「維持できなくなったクラシックカーを寄付したい」と依頼されることも増えたそう。現在3台ほどを預かっているといい、将来はこれらを展示する博物館を埼玉・幸手市内に開くことを目標にしているという。

次のページへ (2/2) 【写真】熱気に満ちた歴代のダットサンが並ぶエリア
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