俳優の福原遥が23日、都内でフォトブック『gift』（講談社）の発売記念イベントを開催。報道陣の取材に応じ、NHKの連続テレビ小説『舞いあがれ！』を振り返った。

『舞いあがれ！』のヒロインとして奮闘した1年間を収めた一冊。撮影は朝ドラの舞台にもなった長崎県・五島列島と、一人旅にも行くという大好きな京都と2ヶ所で行われた。

　福原は「朝ドラは一つの夢だったので絶対に忘れられない一年になるんだろうなって思っていた。その一年を写真に残したかった。去年一年間のわたし自身がたっぷり詰まっている一冊になりました」とアピール。朝ドラ撮影前と後にロケが行われていることもあって、「ちょっと成長しているのではないか。その変化も見て欲しい」と語った。

　朝ドラを経て変化したことを聞かれると、「素晴らしいスタッフさんや大先輩の背中を見て『こういう人間になりたい、こういう俳優になりたい』と思って日々撮影していた。目標がたくさんできた一年だった」といい、続けて「自分の中の切り替えが早くなったことが成長できたのかな？」と充実の表情だった。

　俳優としてのスキルはもちろんだが、福原は「一生自分にとって大切な人たちに出会えた一年になった。それが何よりもうれしかった」と“最大の収穫”を明かす。ヒロインの両親を演じた高橋克典、永作博美、祖母役の高畑淳子らから「温かくて優しい言葉をかけてくれた。お芝居を相談したり、『大丈夫だよ』と包み込んでくれる包容力。愛情をたくさんいただいた。みなさんのおかげで撮影できました」と感謝を伝えた。

　また、街を歩いているとファンから声をかけられることも多くなったという。「『舞ちゃん、舞ちゃん』と言ってくれてうれしかった。フォトブック撮影しているときも、『舞ちゃんや～』と言ってくれた」とうれしそうにほほ笑んだ。