「これで終わりにしたいけど…」 スポーツカーからプリウスに乗り換えた60代、決断の本音

スポーツカー&四輪駆動車を愛用してきた車好きが、なぜ大転換? 手に入れたのは、新型プリウスだ。2台を手放してまで乗り換えたという60代の男性オーナーは「ひと目ぼれ」だったという。その心とは。

最新鋭のプリウスが存在感を放つ【写真:ENCOUNT編集部】
最新鋭のプリウスが存在感を放つ【写真:ENCOUNT編集部】

ホンダ・S660&スズキ・ジムニーとはお別れ

 スポーツカー&四輪駆動車を愛用してきた車好きが、なぜ大転換? 手に入れたのは、新型プリウスだ。2台を手放してまで乗り換えたという60代の男性オーナーは「ひと目ぼれ」だったという。その心とは。

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 男性が直近まで乗っていたのは、軽規格の2人乗りオープンスポーツカー、ホンダ・S660。7年半乗って、最近までサーキットに通い、峠道を駆った。「結構いじって、コンピューター制御や吸排気系はかなりやりました。カスタムはいくらかけたか分からないぐらい」。お気に入りの1台だった。もう一方は、人気が高まっているスズキ・ジムニー。足回りなどにカスタムを施し、2年半ほど力強い走りを楽しんだ。

 その2台を売って下取りに出し、ゲットしたのが、5代目プリウスだ。そろそろ買い替えというタイミングで、決断した。

「値段は高いけど、やっぱり燃費のよさが魅力的でした。実は、最初はホンダのフィットRSがいいなと思って、試乗の予約をしていたんです。その前日に、プリウスの新型が出ると聞いて、フィットRSには乗ってみましたが、心の中はプリウスでした」

 これまでエスティマやアルファードなど、10数台の愛車遍歴がある。時代時代のはやりの車に乗ってきた。「人気のセダンもRVもミニバンも、はやったものは試してきました。それで、ハイブリッド車とはどういうものなのだろう、と興味をずっと持っていたんですよ」。時代の先端技術を持つ車を“相棒”として迎え入れた。

 スポーツタイプのS660とプリウスを比べるとどうか。「まず、プリウスはすごく静かですよね。S660はマフラーをいじっていて、今振り返ると、うるさかったかな(笑)。さすがにプリウスのマフラーを変えるつもりはないです(笑)」。S660と比較すると、少し重く感じるというが、「加速はいいですよ」と太鼓判を押す。

 乗り心地と抜群の燃費性能にすっかりぞっこんの様子。街乗り中心にドライブを楽しんでいくつもりだという。「プリウスで峠道ですか? いやあ、マニュアル車で行くものなので、オートマでは行けないよ。無理かなあ」。

 これからは、世界に名をはせるハイブリッド車と共に歩む。それでも、「もう他の車は乗らないと思います。これで終わりにしたいけど、でも、心がどうなるかな。また、マニュアルのスポーツカーに戻るかもしれませんね」。心の赴くままに、カーライフを存分に楽しんでいく。

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