朝ドラ女優“仕事ゼロ”の今を独白、ツイッターでコスプレ、ベランダでラジオ体操

大林宣彦監督の代表作「さびしんぼう」のヒロインに扮した【写真提供:辻凪子】
大林宣彦監督の代表作「さびしんぼう」のヒロインに扮した【写真提供:辻凪子】

スーパーにもあまり行かず…「人が少ない夜に公園に行ったりしてます」

――では、今はほとんど外に出ていないですか。

「スーパーもあんまり行かないようにしています。ただ、ずっと家にいると、気が滅入ってしまいますので、人が少ない夜に公園に行ったり、ベランダでラジオ体操をしたりしています」

――コロナ終息後の予定、やりたいことはありますか。

「4月に私が面白かった自主映画を集めてオールナイト上映する『辻凪子アカデミー賞2020』というイベントも中止になってしまったんですけども、年内にはやりたいと思います。京都のプロデューサーから企画をいただいて、私がサイレント映画を撮って、活弁士の大森くみこさんとライブ上映するという企画もあります。できたら、夏に撮れたら。主演映画『法華戦隊ミョウレンジャー』は4月末の上映会が中止になりましたが、これも多分やると思います。今、いろんな人が作品を考え、企画がいっぱいたまっていると思います。コロナが終息したら、芸術が爆発すると思うので、それを楽しみにしています」

――辻さんは女優だけでなく、監督としても活動しています。監督としての抱負を教えてくだい。

「基本的には役者をしながら、年に1本は映画をやりたいです。作りたいものは常にありますから。(俳優、監督として活躍した)伊丹十三さんに憧れています。最近では、大林宣彦さんにも。昨年、東京国際映画祭で『海辺の映画館―キネマの玉手箱』を拝見して、衝撃を受けました。お亡くなりになって、残念です」

□辻凪子(つじ・なぎこ)1995年9月1日生まれ、大阪府出身。京都造形大学映画学科卒業。在学中から間寛平座長・劇団間座の座員になるなど、大阪を拠点に舞台、映画に多数出演。2019年に本格的上京。近年の代表作にNHK連続テレビ小説「わろてんか」、主演映画「温泉しかばね芸者」(鳴瀬聖人監督)、監督主演映画「ぱん。」(阪元裕吾・辻凪子監督)など。喜劇女優を目指している。株式会社Dプロモーション所属。

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