朝ドラ女優“仕事ゼロ”の今を独白、ツイッターでコスプレ、ベランダでラジオ体操

新型コロナウイルスによる感染防止のため、緊急事態宣言下、ステイホーム週間が続いている。そんな中、若手の俳優はどのように時間を過ごしているのか? 「わろてんか」などNHK連続テレビ小説を始め、映画や舞台で活躍する女優・辻凪子(25)に電話で聞いた。

運動不足を解消するためにラジオ体操もするという。自宅ベランダにて【写真提供:辻凪子】
運動不足を解消するためにラジオ体操もするという。自宅ベランダにて【写真提供:辻凪子】

「わろてんか」辻凪子インタビュー、ステイホーム週間の過ごし方

 新型コロナウイルスによる感染防止のため、緊急事態宣言下、ステイホーム週間が続いている。そんな中、若手の俳優はどのように時間を過ごしているのか? 「わろてんか」などNHK連続テレビ小説を始め、映画や舞台で活躍する女優・辻凪子(25)に電話で聞いた。

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――辻さんの仕事はどのようになりましたか。

「3月末まで大阪で主演映画を撮っていたんですが、東京に戻ってから現場はゼロです。2月から働き始めた映画館も休館してしまいました。6月中旬予定の舞台も中止に。何もない状態です」

――経済的な心配はありますか。

「お金はそんなにないですけど(笑)、家にいるから、そんなに使うこともないですし、ありがたいことに、大阪の親が食料を送ってくれます。今は大丈夫ですけど、これが終わってからがすごい大変やと思います」

――そんな中、前向きに活動していますね。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門でグランプリを受賞した「ぱん。」もネット無料公開したり、ツイッターで発信したり……。

「ツイッターは1人でも笑ってもらえたら、と思って。コスプレしたり、たまに『自分、何してるんだろう』と思いながら(笑)。自分の中でキャラが増えていって、本当の自分は何か分からなくなるくらいです(笑)」

――ミニシアター支援Tシャツもデザインしました。

「(若手監督を応援するプロジェクト)『東京シネマサロン』のプロデューサーから話をいただき、デザインしました。お金は全くないので、何か少しでも力になれたら、と。テーマは私と映画館。普通に映画館Tシャツが欲しくて、シンプルな文字に私の顔入れたっていう感じです。誰が着るねん(笑)と思いながら、私が着たい! っていう思いでデザインしました。大学の先生だったり、バイト先の人がちょこちょこ買ってくれていると聞いています。あと、斎藤工さんが買ってくださったみたいです。すごー、と。恐縮しましたし、嬉しかったです。普通に募金をするよりも、グッズをもらえるというのがいいですよね。私自身も(名古屋の)シネマスコーレさんや、京阪神の映画館を支援できるTシャツを買いました」

――このTシャツの売り上げの一部は大阪のミニシアター「シアターセブン」に寄付されるそうですね。

「大阪では一番、自主映画を上映してくれる映画館で、昔から通っていました。京都造形芸術大学時代、2回生の時に初めて映画を撮っています。それから毎年撮っているのですが、本当に人が入るかもわからない作品をどんどん上映してくれ、応援してくれました」

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