格闘技イベント「RIZIN.41」（2023年4月1日、丸善インテックアリーナ大阪、ABEMA PPVで全試合を完全生中継）の第6試合では萩原京平（SMOKER GYM）がカイル・アグォン（米国）に3-0の判定勝ちを収めた。開始早々に萩原がバックを取られたシーンにひやひやさせられたファンが多かったようだ。

　連敗を3で止めた萩原。しかし、カイルとの戦いは簡単なものではなかった。開始早々から対戦相手にバックを取られる。そのままテイクダウンされると会場のファンは悲鳴を上げる。

　萩原はこれまでこの形で、そのまま裸絞めを極められ一本負けを喫してきたからだ。誰もがまた「一本負け」を予感していた。

　しかし、今回の萩原は練習方法から減量方法までガラリと変えてきた。自身の得意なスタンドの戦いを生かすために学んだレスリング。この試合では、何度もバックを奪われ、テイクダウンされたが、何度もしのぎ、立ち上がった。スタンドでは、得意のカーフキックから組み立てる打撃のコンビネーションでカイルを圧倒し、フルマークでの判定勝利を収めた。

　萩原がテイクダウンされるシーンにファンからは「ここ心臓バクバクやった」「めっちゃ精神疲れたわ」「本当にハラハラの連続で目を背けたくなるシーンも多かった」「打撃相変わらずいかつい」「逃げれてるやん！！」「なんかウルッときたわ」「本当に感動する」などの声が上がっていた。