28歳会社員、3台の愛車のために一軒家購入 “全振り”に友人驚愕「ローンは大変です」

愛車のためにそこまでする? クルマ好きの友人も「そこまで踏み込めない」と驚がく……。国産スポーツカーが大好きな28歳の男性会社員は、今年の年始に、「クルマのために、一軒家を買いました」。仰天の愛車物語に迫った。

「SUBARUっぽくない赤色」がお気に入りというSUBARU BRZ【写真:ENCOUNT編集部】
「SUBARUっぽくない赤色」がお気に入りというSUBARU BRZ【写真:ENCOUNT編集部】

94年式スカイラインGT-R BNR32と07年式フェアレディZ Z33も所有

 愛車のためにそこまでする? クルマ好きの友人も「そこまで踏み込めない」と驚がく……。国産スポーツカーが大好きな28歳の男性会社員は、今年の年始に、「クルマのために、一軒家を買いました」。仰天の愛車物語に迫った。(取材・文=吉原知也)

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 カーイベント会場に乗り付けたのは、SUBARU BRZ ZD8だ。「SUBARUっぽくない赤色。この発色のいい、鮮やかな赤が気に入ったんです。他人とかぶらない感じがいいですね」。2021年7月の発表と同時にオーダーしてゲットしたという。

 BRZの前は、WRXに乗っていたそうだ。スバリストなのかと思って聞いてみたら、「いや、そうでもなく(笑)」との回答が。実は、現在3台持ちの“ツワモノ”だった。

 BRZに加えて、1994年式の日産スカイラインGT-R BNR32と、07年式の日産フェアレディZ Z33を所有。「国産スポーツカー、2ドア、FR(後輪駆動)が好きなんです」と語る。

 幼少期にクルマ好きの親に着いていってディーラーやモーターショーを巡り、いつしかクルマ愛好家に。18歳で免許を取り、筋金入りのカーライフを歩むように。BRZは通勤から買い物まで、普段使いで乗り、あとの2台はコレクション志向で持っている。次第に、保存設備が欲しいと考えるようになったという。

 思い立って1週間。今年の年始に不動産業者に行き、ほどなく決断。一軒家を購入した。庭にこれからガレージを設置する予定だ。「ガレージに、GT-RとフェアレディZの2台を置きたくて。2台をきれいに維持して保存したいです。でも、独身なので、家はこの広さなので、2階は要らないぐらいです(笑)」。

 あまりに思い切った行動。クルマ好きの友人は「前から、家買いたいと言っていたけど、本当に買うなんて。彼は欲しいと思ったから買っちゃうんです。もう、アクセルベタ踏みですよね」と驚くばかりだ。男性オーナーは「愛車のために、全振りです」と、熱い思いを口にする。

 大きな夢を買う、たくましい生き方。「お金持ちじゃありません。会社員ですし、家のローンは大変です。でも、もともと趣味はクルマ以外にないですし、外食をしない自炊派。酒もタバコもやりません。運動はランニングなので、お金がかからないんです。まあ、ゴルフを始めたりしたら分かりませんが、そんなに生活を切り詰めるほどでもないですし、食事もとっているので大丈夫ですよ(笑)」と話す。

 自身にとって、クルマは「なくてはならない存在」だ。3台にとどまるかと思いきや、驚きの発言が飛び出した。「いやあ、新型のフェアレディZが買いたいんですよ(笑)。オーダーが再開したら、たぶん買います」。

 家を買った話ばかりになってしまったが、「そう言えば、そもそもBRZの話ですよね。サイズ感もいいし、カジュアルに気軽に乗れるから好きなんです。BRZは自分好みにいじって乗っていきたいです」。どこまでコレクションが増えるのか。次に会うときの、驚きのエピソードが楽しみだ。

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