ブラジルの国民的アニメ「モニカ&フレンズ」の子供向け手洗いソングの日本語と英語版が1日、YouTubeで配信された。

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　動画は約10年前に「豚インフルエンザ」が流行した際に制作されたもので、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大を受け、ブラジル国内において再配信されて、大きな話題になっている。キャラクターの「モニカ」と仲間たちが登場し、歌って踊って楽しみながら予防の大切さを学ぶことができる。

　日本語、英語版ともにカバーするのは、4人組美声女ユニット「elfin’」(エルフィン)。NHKアニメ「ピカイア!」や「ねこねこ日本史」などのオープニング・エンディング楽曲を担当した実績があり､子供たちへのメッセージを届けられる“歌声”を持ったアーティストであること、そしてelfin’が「モニカ&フレンズ」の著者であるマウリシオ・デ・ソウザ氏と親交の深かった手塚治虫氏の名作「マリンエクスプレス」のモーションコミック(音声や動きを入れたマンガ)において、テーマソングの歌唱や声優として出演していたことも今回の起用のきっかけになった。

【モニカ&フレンズ】
ブラジル人なら誰もが知っている国民敵漫画・アニメーション作品。1960年に新聞コミックとして連載がスタート、99年にアニメ放送がスタートした。作品は賢くてリーダーシップのあるモニカという女の子とその仲間たち(6~7 歳)の日常の出来事を描いた物語。登場するキャラクターは全て実在する子供たちをモデルに描かれており、読者は彼らを身近に憶え興味や親しみを感じる作品となっている。この物語は幼年期の子供たちに友達とともに楽しく元気良く過ごすことを教え、友情や家族の大切さ、共同生活でのお互いへの尊敬など、成長する過程で大切な要素を伝えている。