俳優の天海祐希が29日、都内で開催された「第44回松尾芸能賞贈呈式」に出席。演劇ジャンルで優秀賞を受賞した天海は「こんな栄誉ある賞をいただけるなんて驚きと恐縮と、誇らしい気持ちでいっぱい。そして責任があってちょっと怖いです」と胸の内を明かしていた。

　1979年に、日本の伝統ある劇場芸能を助成し、振興し、我が国独自の文化、芸能の保存及び向上に寄与することを目的とし設立された公益財団法人松尾芸能振興財団が、日本の文化・芸能の保存・向上に寄与した芸能出演者や演出・音楽・劇場芸能に高い技術を持つ人々を表彰する「松尾芸能賞」。

　天海は2022年に『広島ジャンゴ2022』、劇団☆新感線『薔薇とサムライ2－海賊女王の帰還－』に出演。『薔薇とサムライ2－海賊女王の帰還－』では、歌、芝居、ダンスはもちろん、颯爽とした立ち回りを見せ、唯一無二の存在であることをあらためてめて世に示した。

　天海は「こんな栄誉ある素晴らしい賞を、素晴らしい方々と一緒にいただくことができ、驚きと恐縮、そして誇らしい気持ちでいっぱいです」と晴れ晴れしい表情であいさつ。

　さらに天海は「これからもお客さんに、たくさん楽しんでいただける作品を作っていけたらと思っています。選んでくださった皆さん、いつも応援してくださる方々に恥ずかしくないように頑張っていきたいと思います」とスピーチ。

　また贈呈式後に行われた囲み取材に出席した天海は「今年挑戦したいことは？」と聞かれると「毎日挑戦です」と語ると、大賞を受賞した市村正親から、連続ドラマ出演の話を振られる。天海は4月スタートのカンテレ連続ドラマ『合理的にあり得ない～探偵・上水流涼子の解明～』で主演を務めるが「いま一生懸命挑戦しています！」と笑顔で語っていた。