果たして買い手は？　ネット上にボロボロのトヨタ・ハチロクが売りに出され、話題になっている。投稿したこうき（@cmae8586）さんに詳しく聞いた。

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「【売ります】ae86の書無しの箱
足回り含めて画像の部品は全て外します
残る部品はリアゲート(リアスポ無し)、ドア(パネルのみ)、フェンダー、ボンネット、フロントガラスくらいで果てしなくボロいです。
福岡県糸島市から引き取り限定で2万円です。細かいことはDMで！」

　27日、こうきさんが投稿すると、1.9万件の閲覧回数を記録するなど大きな反響を呼んだ。

　前方部分は大きく欠損。タイヤもない。内装も見ての通りだ。ハンドルやシフトレバーは辛うじて生きているものの、ダッシュボード付近がめちゃめちゃでカビだらけだ。

　貴重な1985年式のスプリンタートレノ。トヨタの歴史を作った名車の一つだが、どうしてここまで変わり果てた姿になってしまったのか。こうきさんは「前の持ち主が15年ほど放置していた状況です」と明かした。

　車はヤフオクで20万円で仕入れた。「たくさん部品が付いており、その部品の状態は良かったので買いました」と、細部を見極めた末に、迎え入れたという。

　置き場所の関係で、2万円で売却することを決断したが、買い手が現れるかどうかは分からない。「今回売れなければ使える部分だけ切り取り、金属として廃棄しようかなと思います」と話す。

　ナンバープレート取得に必要な書類を紛失しているため、自走は不可。それでも、見た目や内装を修復するとしたら、どのくらいかかるのだろうか。

　こうきさんは「直すとなると2年程はかかるかと思います」と見通した。