大喜利「あるある選手権」で話題 “インフルエンサー僧侶”がユニークな問いかけをするワケ

ユーザー参加型の大喜利企画“あるある選手権”が話題の現役僧侶・坊主(@bozu_108)さん。166万人以上のフォロワーを持つ坊主さんが、フォロワーからのリクエストに応えて行った「左利きが得する選手権」には「なんかかっこいい」「能力があるように思わせられる」などイメージ的なものから、「電卓のテストのときに、左手で打てて右手で書ける」「野球の左打ちの人は右打ちより一塁ベースが近いから少し有利」など具体的なものまで、さまざまな反応が寄せられた。坊主さんにユニークな問いかけを続ける理由を聞いた。

左利きで得したこと選手権の「入選」作品【写真:ツイッター(@bozu_108)より】
左利きで得したこと選手権の「入選」作品【写真:ツイッター(@bozu_108)より】

僧侶として誰かの役に立ちたい

 ユーザー参加型の大喜利企画“あるある選手権”が話題の現役僧侶・坊主(@bozu_108)さん。166万人以上のフォロワーを持つ坊主さんが、フォロワーからのリクエストに応えて行った「左利きが得する選手権」には「なんかかっこいい」「能力があるように思わせられる」などイメージ的なものから、「電卓のテストのときに、左手で打てて右手で書ける」「野球の左打ちの人は右打ちより一塁ベースが近いから少し有利」など具体的なものまで、さまざまな反応が寄せられた。坊主さんにユニークな問いかけを続ける理由を聞いた。

「吹奏楽部で絶望した瞬間選手権」「末っ子にしかわからない事選手権」など、1日に何度かテーマを立てて投稿している坊主さん。僧侶として「誰かの役に立ちたい」という考えから大喜利選手権を始めたという。

「大喜利で面白い回答をすれば、いいねが数百、数千つくことがある。全く知らない人からのいいねがつくと、『ようやっと私は認められたんだ』とみんな喜ぶんです。今まで日の目を浴びてこなかった人が輝ける場所を作りたかった。非リア充の承認欲求に応えている感じです」

 さまざまな“得すること”が寄せられた「左利き」をテーマにした投稿については、左利きの息子を持つ母親からダイレクトメッセージで「左利きで何か得することはないか、選手権で聞いてほしい」と依頼を受けたから。選手権では「いいね」が多く寄せられたものを中心に、最優秀賞、金賞などの評価を付けて紹介もしている。

「左利きが得する選手権では、金賞の『縦書きのとき無敵(手が黒くならない)が印象に残りました。最優秀賞に選んだ『何回も「え? 左利きなの? 初めて知った!」って言われる』という反応も印象に残ってます。『それって、得してるか?笑』と思いました」

 過去に行った大喜利では、「『ときすでにお寿司』みたいなことを言おう選手権で、『さだすでにまさし』っていうのがあって心に残ってます。あと、『いきなりステーキの対義語選手権』では、『まだ牛』というコメントがあり、心に残ってます」と教えてくれた。

 思わず噴き出してしまうテーマに刺激され、広がっていく“お笑い”の世界。これからも坊主さんの奇想天外な問いかけに期待したい。

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