宮沢氷魚『アジア・フィルム・アワード』最優秀助演男優賞受賞で凱旋 トロフィーは「ものすごい重い」
俳優の宮沢氷魚が27日、都内で行われた映画『エゴイスト』の凱旋舞台あいさつに登壇した。今月12日に香港で行われた「第16回アジア・フィルム・アワード」にて最優秀助演男優賞を受賞したことを受け、会場に詰めかけた観客から「おめでとー!」と祝福と拍手を受けた。
映画『エゴイスト』の凱旋舞台あいさつに登壇
俳優の宮沢氷魚が27日、都内で行われた映画『エゴイスト』の凱旋舞台あいさつに登壇した。今月12日に香港で行われた「第16回アジア・フィルム・アワード」にて最優秀助演男優賞を受賞したことを受け、会場に詰めかけた観客から「おめでとー!」と祝福と拍手を受けた。
宮沢は大歓声を受けて「うれしい……!」と満面の笑みに。「当初は受賞できることは、もちろん決まっていなかった。こういう形で、急きょではあったんですけど、たくさんの方々が来てくれてうれしい。映画が公開されてけっこう時間が経っているんですけど、こういう風に、映画にスポットライトが当たってくれることがうれしくて仕方ありません」と述べた。
トロフィーを手にしたまま「これ、ものすごく重くて(笑)。AFAで受賞した時にスピーチをしていたんですけど、後半、手がプルプル震えた。緊張感もあるんですけど、見かけによらずとても重いんですよ。だから一度置いてもいいですか?」と笑った。
続けて「本当にたくさんの方々からSNSでメッセージをいただいたり、あとは知り合いの俳優さんだったり、色んな方々から連絡をいただいた」と明かし、さらに「アメリカの叔父と叔母から連絡が来た。叔母は日本語が話せないので、普段僕の活動とは見てはいてくれているんですけど、何を言っているのか分からない。今回AFAでは英語でスピーチさせて頂いた。初めて僕が、表舞台で英語をしゃべっているところを見てくれて『本当に活躍してるんだね』と言ってくれて、それがとても嬉しかったです」と白い歯をこぼした。
舞台あいさつには松永大司監督、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダも出席した。登壇を予定していた阿川佐和子は、体調不良により欠席した。
本作は、高山真の自伝的な同名小説を原作とする、鈴木亮平主演のヒューマンドラマ。14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごし、ファッション誌の編集者として日々を送る浩輔(鈴木)と、シングルマザーである母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢)が織りなす物語を描く。