バーチャルライバーグループ・にじさんじの公式ツイッターが23日に更新され、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）決勝をツイッターで実況した人気VTuber・郡道美玲が不適切な発言をしたことを謝罪。当面の活動謹慎処分を報告した。

　22日のアメリカ対日本の歴史的な一戦。野球の知識が全くない状態で実況を行った郡道は「これ玉投げる人、強い人が立った時に頭か身体に投げちゃえば出場停止にできるんじゃないの？」「メジャーリーガーってイチロー以外もいるんだ」「防御の時は点数は入らないの？相手が失敗したらこっちに加点とかないの？」などとツイートを連投し、一部ユーザーからは非難の声もあがっていた。

　そして、この一連のツイートが話題となり、試合中には「郡道先生」がツイッターのトレンド入りを果たすほどだった。

　これを受けて、にじさんじは「2023年3月22日、当社所属ライバーである『郡道美玲』がソーシャルネットワークサービスである『Twitter』において、野球に関する不適切な投稿（以下「本件ツイート」といいます。）を行いました。本件ツイートが、野球ファンの皆様をはじめとした多くの方々に、大変ご不快な思いを抱かせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。

　続けて、「また、本件に限らず、当社所属ライバーとしての活動を開始して以降、複数回に渡り不適切な言動を行っており、都度当社から注意を行っていたにも関わらず、本件ツイートの投稿を行いました。当社としては、当該ライバーが本件ツイートを行ったことは、配信者としての自覚を欠く由々しき問題であると考えております」とこれまでにも同様のケースがあったとした。

　そして、「上記事情に鑑み、当社は当該ライバーの活動を本日（2023年3月23日）より当面の間、謹慎させることといたしました。なお、すでに公開を予定している、当該ライバーを起用した案件や各種コンテンツの内容については、関係各所との調整を行っております」と謹慎処分を発表した。

　その上で、「改めまして、この度は、多くの方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。今後、同様の問題が生じないよう、当該ライバーに対しては、コンプライアンスに関する研修を改めて実施すると共に、その他の所属ライバーに対しても、引き続き教育及び指導を徹底してまいります。ファンの皆様におかれましては、変わらぬご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」とつづった。