野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は21日（日本時間22日）、米マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本が米国を3-2で破り、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝を飾った。快挙達成に、弁当3000食無料キャンペーンを始めた都内の「キッチンDIVE」亀戸店ではおよそ50人が行列。ファンも興奮を口にした。

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　劇的な展開だった。1点差で迎えた9回、マウンドには大谷翔平投手。四球で走者を出しながらも併殺打で2死とし、迎えるはエンゼルスでチームメイトとしてプレーするマイク・トラウト外野手。カウント3-2から投じた渾身（こんしん）のスライダーにトラウト選手のバットが空を切り、日本が世界一の栄冠を手にすることとなった。

　この歴史的な一戦に「キッチンDIVE」に弁当の無料サービスを受けにきた野球ファンも感動。地元が亀戸だという28歳の男性は「ツイッターを見て来ました。焼きそば弁当がボリュームがあっておいしい」と笑顔。「大谷（翔平）投手が好きです。決勝もブルペンで練習する姿を見て、おーっと思いました」と振り返った。

　また、友達から弁当の無料サービスがあると聞いて来店した32歳の男性は行列に「びっくりしました。皆さん早い」と驚き。決勝の戦いぶりに「感動しました」と感慨深げな表情を見せた。好きな選手を尋ねると「（ラーズ・）ヌートバー選手。日本人よりも礼儀正しいところが好きです。ファインプレーも印象的でした」と振り返った。

「キッチンDIVE」の店主によると、決勝進出記念のカツカレー100食はおよそ45分で終了。さらに優勝記念の鰻弁当も約40分で終了し、大盛況に。3000食の残りは年内に随時提供していくという。