嫌われ者のクロちゃん、自身の人生がドラマ化 心の片隅に出川哲朗の言葉「早めに変わる」

数々のテレビ番組、ネット配信番組に引っ張りだこのクロちゃん。ドッキリ企画や恋愛企画で見せる衝撃の行動に視聴者はくぎづけに、放送後にはSNSで話題になるまでがセットとなり、今や見慣れた光景となっている。私生活では彼女もできた順風満帆なクロちゃんの人生が野村周平が演じ、ドラマ化されることが決まった。ドラマ化への率直な心境と過去の恋愛模様について話を聞いた。

半生がドラマ化されるクロちゃん【写真:ENCOUNT編集部】
半生がドラマ化されるクロちゃん【写真:ENCOUNT編集部】

22日からParavi配信スタートする『クロちゃんずラブ~やっぱり、愛だしん~』

 数々のテレビ番組、ネット配信番組に引っ張りだこのクロちゃん。ドッキリ企画や恋愛企画で見せる衝撃の行動に視聴者はくぎづけに、放送後にはSNSで話題になるまでがセットとなり、今や見慣れた光景となっている。私生活では彼女もできた順風満帆なクロちゃんの人生が野村周平が演じ、ドラマ化されることが決まった。ドラマ化への率直な心境と過去の恋愛模様について話を聞いた。(取材・文=島田将斗)

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 ◇ ◇ ◇

――自身の人生がドラマ化されるという話を聞いたとき、率直に何を思いましたか。

「正直聞いた時は、『またなんかマネジャーが冗談言ってんのかな』と思いました。今日取材会があって、すぐに思ったのは、“時代が来たな”ですね」

――ドッキリ企画だとは思わなかったのでしょうか。

「人生を描くって死んでからある話じゃないですか。だから『ん?』と思ったんですけど、ここかなとも思いましたね」

――「ここかな」と思ったのはなぜでしょうか。

「僕が7、8年前くらいかな。もうちょっと頑張ったら、クロちゃんも嫌われ者の延長でたたかれたりしてるけど、出川(哲朗)さんみたいになれるって言われたんです。でも、自分のスタイルを貫いていたら、より炎上したりしていたから、『これなんなの!』って思っていました。

『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京)に出演したときに、出川さんにSNSを見せたら『すごい言われようだね。でもこれ結構早めに変わると思うよ』って言われました。、お墨付きをもらったけど、いつまでも変わらないと思っていたなかで、今回のお話をいただいたので、ここが裏返るタイミングなんだなって」

――そうなると、クロちゃんへの周囲の見方が変わったりすることへの期待もあるのでしょうか。

「自分の人生とかを出すことによって、好感度が上がったりすることあるじゃないですか! 好感度が上がらないことはないと思うんですよ。だからその点はラッキーだと思いましたね(ニヤリ)」

――野村周平さんがクロちゃんを演じることについては、何を思いますか。

「良い配役だなと思いましたね。かっこいいしね。でも、似てるか似てないかを考えたんですよね。雰囲気違うと大丈夫かな? と思ったんですけど、ひげを生やしているのをよく見たら似てるなって思いましたから。ちょっとね僕はプロレスラー体型ですけど~」

――プロレスラー体型で言うと、クロちゃんさんの昔の運転免許証が「イケメン」と話題になりました。

「あのときは、ダイエットをしていました! 短大のときに108キロあったのが、半年で66キロまで落としたんだよね」

過去の恋愛を語ったクロちゃん【写真:ENCOUNT編集部】
過去の恋愛を語ったクロちゃん【写真:ENCOUNT編集部】

2次元にしか興味のなかった過去

――今回のドラマでは恋愛模様が描かれますが、クロちゃんは、若いころに実際モテたのでしょうか。

「難しいのが、若いころってアニメとか漫画にしか興味なかったんですよね。だから20歳くらいまでは女の子にあまりキュンキュンしてこなかったんです。自分のなかではレアケースのような感じでアニメじゃなくてもいいかなと感じた女の子がいたのを思い出しましたね(しみじみ)」

――具体的にそれはどんな女性だったのでしょうか。

「一緒に仕事をするときに感じたんですよね。同じ作業をする自分のことを笑ってくれる、褒めてくれる。そういう女性に出会ったときに、いつか2次元の世界に行こうと思ってたけど、もしかしたら現実世界で楽しく生きられると思った瞬間でしたね」

――視聴者はドッキリにかけられるクロちゃんのイメージが大きいです。リアルな恋愛で一番傷ついたことはありますか。

「これもちょっとレアケース。僕のことを『あっくんはスーパーヒーロー』って言ってくれる女の子がいたんです。その子と付き合ったんですが、『みんなに見られるから電車に乗ってはいけない』とかいろいろ言ってくれる子でした。これはすごい好きだなと思って、もっと好きにさせようと思ったんです。

 昼間とかにこちらから彼女に電話するんです。『もしもし今、仕事の移動中なんだけどさ。あーすみません! プライベートの電話しているので。写真は遠めからならいいですよ』。電話している自分の周りには誰もいないんです。“エアーファン”というのを作ったんです。そしたらもっと好きになってくれたんですけど、最終的には『私には手に負えない』と言われて、急にいなくなりました。それはショックでしたね。過剰なのはダメなんだなって」

――その女性に嘘をついてしまっている感覚はなかったのでしょうか。

「ないです。誰も傷つけていないです。その子がスーパースターって思ってくれているから、もっと思わせてあげた方が幸せじゃないですか。僕は恋愛のエッセンスとして“エアーファン”を作ったんですよ? 演技が必要なんですよ? 努力は絶対しないと思ってる僕がしたにもかかわらず、いなくなったから。その子が悪いですよね」

 そんなクロちゃんの人生を描くParavi オリジナル人生ドラマ劇場『クロちゃんずラブ~やっぱり、愛だしん~』は22日から第1話、第2話がParaviにて独占配信される。

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