「まさか本物を見る日が来るとは」 雑貨店主も驚愕 100年前の“動く宝石”に「職人さん凄すぎます…」

金沢でアンティーク商品などを扱う店を開いている店主が「初めて見た!」と心を震わせた逸品を撮影した動画が、SNSで注目されている。店主は「100年以上も前の機構で、ここまで精密な動きやさえずりを再現していることに感激しました」と興奮。投稿を目にした人も「貴重なものをありがとうございます」「見とれてしまいました」と感動が広がっている。

「シンギング・バード」が話題になっている【写真:ツイッター(@shureneko_zakka)より】
「シンギング・バード」が話題になっている【写真:ツイッター(@shureneko_zakka)より】

1752年にスイスの職人が発案

 金沢でアンティーク商品などを扱う店を開いている店主が「初めて見た!」と心を震わせた逸品を撮影した動画が、SNSで注目されている。店主は「100年以上も前の機構で、ここまで精密な動きやさえずりを再現していることに感激しました」と興奮。投稿を目にした人も「貴重なものをありがとうございます」「見とれてしまいました」と感動が広がっている。

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 動画を投稿者したのは、はく製や、ファンタジックな作家の作品に、アンティークなど、珍しい品が並ぶ雑貨店「シュレディンガーの猫」を石川・金沢市内で営む店主。ユニークな店舗は、映画化もされた英のファンタジー小説「ハリーポッター」に登場しそうと親しまれ、今年11月で開業5年目を迎える。

 話題になった動画は、客が見せてくれた「シンギング・バード」。横幅15センチほどの箱の中から飛び出した約2センチの青い鳥が、16秒ほどの時間左右に身体を揺らし、くちばしや尾を動かしながら澄んだ声でさえずる様子は、店主の心を一瞬にして捕らえた。

 100年以上も前に生まれた作品を目にした店主は「まさか本物を間近で見る日が来るとは。100年以上前にこんな精巧なものが作れる職人さん凄すぎます…」と感嘆。「以前から、一度見てみたいと思っていたものでしたので、願いがかないました」と思いを込めている。動画を目にした人からは「美しい」という声と共に、「どうやって鳴いているのですか」など質問も。店主によると、「中に小さなフィゴと鳥笛が入っており、それで鳴かせているようです」と説明した。

 シンギング・バードはスイスの時計職人、ピエール・ジャケ・ドローが1752年に生み出したことが始まり。からくり人形の一種で、「動く宝石」として愛されている。予想を超える反応に店主は「驚きましたが、多くの人にシンギング・バードを知っていただけて良かったです」と話している。

次のページへ (2/2) 【動画】澄んだ声を響かせるシンギング・バード
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