【星降る夜に】深夜の悲痛な叫びに視聴者号泣「胸が締め付けられた」 最終回で過去が明らかに

俳優の吉高由里子が主演を務め、北村匠海が共演するテレビ朝日ドラマ『星降る夜に』(火曜午後9時)が、14日に最終回を迎えた。今回は、ディーン・フジオカ演じる新米医師・佐々木深夜の過去が明らかに。辛い過去を背負いながらも新たな一歩を踏み出した深夜に、SNS上では「号泣した」といった声が挙がっている。

ディーン・フジオカ【写真:ENCOUNT編集部】
ディーン・フジオカ【写真:ENCOUNT編集部】

10年間に区切りをつける遺品整理 友人・千明も涙

 俳優の吉高由里子が主演を務め、北村匠海が共演するテレビ朝日ドラマ『星降る夜に』(火曜午後9時)が、14日に最終回を迎えた。今回は、ディーン・フジオカ演じる新米医師・佐々木深夜の過去が明らかに。辛い過去を背負いながらも新たな一歩を踏み出した深夜に、SNS上では「号泣した」といった声が挙がっている。

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 同作は、脚本家・大石静が描くオリジナル作品。心がすり減り熱意を失った35歳の産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、自由奔放に人生を謳歌(おうか)して生きる25歳の遺品整理士で、生まれつき耳が聞こえない柊一星(北村)。「命のはじまり」と「命の終わり」をつかさどる2人が出会い、ひたむきな10歳差恋愛を育んでいくピュア・ラブストーリー。

(以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 鈴の同僚で、「マロニエ産婦人科医院」で働く新米医師・深夜。そのルックスとスタイルの良さから、白衣を着て廊下を歩けば人々の目を奪うが、初回放送では廊下でこけて看護師にぶつかり検尿コップをひっくり返すといった、衝撃的な“ヘタレポンコツ姿”が描かれた。さらに、出産時には目を細めて口をつぐむ変顔をする癖や、食べ物を大量に買う癖もあった。

 深夜は、10年前に妻・彩子(安達祐実)とお腹の赤ちゃんを失っていた。都庁勤めだった深夜は30代後半で医学部に入り、45歳で医師になった。しかし10年たっても東京の自宅は手をつけられず、赤ちゃんを迎える準備をした部屋のまま残っていた。食料を大量に買う癖は、今も彩子の分まで買っていたからだった。

 深夜は、彩子と共通の友人で、遺品整理会社「ポラリス」の社長・北斗千明(水野美紀)のもとを訪れる。大量のたい焼きをお土産に手渡すと、「これはもう彩子の分じゃないんだ」と語る。深夜は千明に、自宅の遺品整理を依頼した。

 千明は社員を総動員し、遺品整理に取り掛かる。鈴もその様子を見守った。深夜は、都庁時代に着ていたスーツを見て、彩子から妊娠報告があった日のことを思い出す。解体されるベビーベッドを見つめ、妊娠初期に早々とベビーベッドを買った自分の姿がよみがえる。

 千明もまた、目に涙を溜めて遺品を整理する。望遠鏡を片付けながら、3人で過ごした日々を思い出す千明。星が大好きな彩子のために深夜は望遠鏡を買い、この自宅のベランダから3人で星を眺めた。千明はこらえきれず涙を流しながら作業を続ける。

 安産祈願の帰り道、深夜と彩子は一番星を見つけた。2人で昼間の空を見上げながら、深夜は「一星。子どもの名前、一星ってどうかな」と赤ちゃんの名前を思いつく。「この子のことを、どこにいても一番最初に見つけたいから」と語る深夜に、彩子は「一星いいね~」とお腹をなでる。すると赤ちゃんがお腹を蹴り、深夜もお腹をなでながら「一星~」と声をかけた。

 片付いていく自宅を見ながら、深夜は鈴に「僕が医者になったのは、復讐(ふくしゅう)が理由でした」と明かす。妻子が亡くなった理由に病院のミスや隠し事を疑ってしまった深夜は、医者になれば真実が分かるかもしれないと思っていた。しかし実際に医者になり、「誰のせいでもないこと」が分かったという。さらに医師になってからも嫉妬がまじり、出産した母親に素直に「おめでとう」と言えず変な顔になっていたと明かす。

 遺品整理が終わると、深夜は一星から確認してほしいものがあると箱を渡された。中には、深夜と彩子、そして一星(赤ちゃん)のスニーカーが入っていた。出産予定日の翌日が結婚記念日だったことから、彩子は3人分のおそろいのスニーカーをプレゼントに用意していた。

 深夜はスニーカーを抱きしめながら、「どうして……もっと一緒にいたかったのに……どうして……」と崩れ落ちる。「息子を抱いて、3人でこの靴をはいて、歩きたかった。一緒に歩きたかった」と泣き叫んだ。彩子と一星が亡くなってから、深夜は初めて涙を流した。

 このシーンにSNS上では、「深夜先生の回想シーンに号泣でした」「ディーン様の号泣でもらい泣きしたーーー」と切なくなる視聴者が続出。また「やっと泣けた深夜先生」「10年間泣けてなかった深夜先生が声を上げて号泣したシーンは、胸が締め付けられた」といった声が挙がっている。

 深夜はマロニエ産婦人科を離れ、青森の病院へ。そこでは相変わらず派手に転びつつも、生まれた赤ちゃんとお母さんに笑顔で「おめでとうございます」と伝えている姿があった。

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