King Gnu井口理、初主演映画公開にド緊張「尋常じゃないワクワクと恐怖」と心境語る
4人組ロックバンド・King Gnuの井口理が10日、都内で行われた初主演映画『ひとりぼっちじゃない』の初日舞台あいさつに登壇した。やや緊張した面持ちで、公開を迎えた心境などを語った。
映画『ひとりぼっちじゃない』舞台あいさつ、登壇時に立ち位置間違え笑い誘う
4人組ロックバンド・King Gnuの井口理が10日、都内で行われた初主演映画『ひとりぼっちじゃない』の初日舞台あいさつに登壇した。やや緊張した面持ちで、公開を迎えた心境などを語った。
マイクを手にすると井口は「尋常じゃないくらいワクワクと恐怖を覚えている。この気持ちは何なんだろうな、と考えていた。撮影は1年半くらいに始まった。この映画を通して、僕が表現したり言葉にしたりしたことが、皆さんに対してのコミュニケーションというか、その時に発せられた言葉だったりが、皆さんにやっと届いた。ず~っと長い返事を待っていたような、そういう気持ちです」と表現した。
続けて「(観客が)この後、ネットに罵詈雑言を書くのか、僕は分からない。その反応を楽しみにしている」と言い、役者として迎えた初日を振り返って「今まで真剣に取り組んでいなかったわけじゃないけど、かけた時間とエネルギーがやっぱり、初主演となるとどうしても違ってくるという感覚」と本作への浅からぬ思いを繰り返した。
井口は、登壇時に「目が見えない」と立ち位置を間違えて、共演した馬場らの笑いを誘う一幕も。客席を見渡すも「メガネもかけていないので、皆さんのお顔も分からない(笑)」と話した。また、舞台を照らす照明の熱さを受けてか、ハンカチを手に何度も顔の汗をぬぐった。
舞台あいさつには馬場ふみか、河合優実、伊藤ちひろ監督も出席した。
同作は、『世界の中心で、愛をさけぶ』『スカイ・クロラ』の脚本家・伊藤ちひろの同名小説が原作。行定勲の企画・プロデュースにより、伊藤が自ら初監督を務めて映画化。不器用な歯科医・ススメ(井口)のナナメでまっすぐな、純愛と狂気の物語を描く。