「もっと韓国での知名度と人気を上げたい」 n.SSign・カズタが語る未来
日韓合同オーディション番組『青春スター』(ABEMA)から誕生した7人組ボーイズグループn.SSign。日本と韓国で着々とファンを増やし続け、プレデビューミニアルバム『SALTY』の発売が決定。現在はデビュー前にもかかわらず日本単独Zeppツアーの真っ最中だ。今年の2月に行われた日本ファンミーティングの合間に、ENCOUNTでは日本人メンバーでリーダーのカズタに独占取材を敢行。公式デビューに向けて、日本と韓国でそれぞれどのような活躍を目指しているのか、その展望を語ってもらった。
n.SSign・カズタ単独インタビュー「僕の役目は遅れてくるメンバーを後ろから押してあげること」
日韓合同オーディション番組『青春スター』(ABEMA)から誕生した7人組ボーイズグループn.SSign。日本と韓国で着々とファンを増やし続け、プレデビューミニアルバム『SALTY』の発売が決定。現在はデビュー前にもかかわらず日本単独Zeppツアーの真っ最中だ。今年の2月に行われた日本ファンミーティングの合間に、ENCOUNTでは日本人メンバーでリーダーのカズタに独占取材を敢行。公式デビューに向けて、日本と韓国でそれぞれどのような活躍を目指しているのか、その展望を語ってもらった。(取材・構成=近藤加奈子)
――カズタさんはn.SSign唯一の日本人メンバーでリーダーというポジションです。他国での活動では壁にぶつかることもあると思いますが、そんなときはどなたに相談するのでしょうか。
「メンバー、マネジャーさん、事務所の方々など周りが助けてくれることが多いですね。メンバーだったらソンユンとドハに相談します。あと、ハンジュンも同じ部屋なので寝る前に2人とも携帯を置いて上を見ながらずっとしゃべったりしていますね。ハンジュンは深く考えないタイプなので悩みを相談すると『それだけ?』って言われるんですよ(笑)。でも、そんな軽いことだったんだって良い意味でバカバカしく思えるので、話すとポジティブになれます」
――メンバーに助けられているんですね。
「そうですね。僕が1番年上だし一見完璧なリーダーって思われがちなんですが、実際は末っ子リーダーなんです。本当に何にもできない(笑)。僕が中心となってチームを引っ張っているのではなく、7人みんなで肩を組んで歩んでいるイメージです。誰が前に出るわけでもなく、みんなで一列。あえて言うなら僕の役目は後から遅れてくるメンバーを後ろから押してあげることだと思っています」
――最近よく聴いている曲はありますか。
「清水翔太さんが大好きで『恋唄』にハマっています。昔は恋をしたこともありますし、それこそ失恋したときは清水さんの曲を聴いて泣いたりもしていました。清水さんの曲は新しいのが出るたびに聴いています。ハンジュンも清水さんが好きなので、僕がおすすめの曲を教えてあげたりしています。ソンユンは優里さんが大好きみたいで、最近みんな日本語の曲を歌ったりしていますね。ちなみに日本でスケジュールがあるときは必ず日本の曲を聴きながら移動するんですよ。『今から日本に行くぞ!』って気持ちがあるからなのか、つい日本の曲を聴いちゃいます。
逆に韓国にいるときはK-POPばっかだし自分でも不思議なんですよね、いる国によって聴く曲が変わるのが(笑)。昨日は羽田から埼玉に来るまでの間、EXILEさんの『ふたつの唇』や『Ti Amo』を聴いていました。僕は以前、EXPG沖縄校にいたことがあって当時一緒に練習していた小波津志のいるPSYCHIC FEVERの新しい曲もめちゃくちゃリピートしています。他にもPSYCHIC FEVERなら『Snow Candy』もお気に入り。志はとにかく歌がうまいし、彼の歌声が大好きなので、昨日もお風呂に入りながら志の歌を聴いていました」
――好きなボーイズグループは?
「好きなグループが多すぎて……。僕は日本人メンバーのYUTAさんがいるNCTさんが好きです。普段韓国にいるのでYUTAさんが出演されていた『HiGH&LOW THE WORST X』はまだ観れていないんですが、劇中歌の『WARRIORS』をPSYCHIC FEVERが歌っていたので、それはダウンロードして聴いています。あと、昔練習生として一緒にやっていたFUMAのいる&TEAM。いつかコラボできたらいいなと思っています」
「ファンの方がいなかったらアイドルって存在する意味がない」コメントは全部読む
――インスタグラムでもファンのコメントにリアクションしたり、ファンを大事にされているイメージです。とてもお忙しいと思いますが、コメントも全部読んでいるんですか。
「はい、もちろん読んでいます。僕も昔大好きだったアーティストさんがいて、“いいね”をもらえたり、メンションしてもらえたときはそれだけですごくうれしかった。できるだけ多くの人に喜びを与えたいと思っているので、時間の許す限りやっています。深夜3時に“いいね”を返したりするんですけど、そうするとファンの方が『今はハート押さないでいいから早く寝て!』ってコメントをくれるんです。けど、それにも“いいね”をつけちゃって永久に終わらないっていう(笑)。
新人だからっていうのもありますけど、ファンの方がいなかったらアイドルって存在する意味がないじゃないですか? ファンの方がいてこうしてコンサートができて、曲も聴いてもらえる。僕たちが存在することができるのはファンの方がいるからなので、これからも大事にしていきたいなと思います。だからできるだけ一人一人の顔や名前も覚えたいなって」
――K-POPアイドルになったと感じる瞬間は?
「まだ公式デビュー前の身ですが、最近は空港でファンの方が待っていてくださったり、事務所にプレゼントを送ってくれたりするんです。申し訳ないなと思いつつ、その気持ちがすごくうれしいです。もうすぐデビューできるんだって」
――日本人のK-POPアイドルとして日本ではどんな活動をしたいですか。
「MCや俳優にも興味があるので、日本ではジャニーズさんのようなマルチな活動をできるようになりたいです。物心ついて僕が初めて見たアイドルがジャニーズさんなんですが、木村拓哉さんも中居正広さんも歌、ダンス、お芝居、トークとマルチに何でもこなせるじゃないですか? 櫻井翔さんも何でもできて本当にすごいですよね。ジャニーズの方々のように僕もしゃべることでも人を笑顔にしたいです。あと、『HiGH&LOW』シリーズは絶対に出たですし、番組なら『ミュージックステーション』『NHK紅白歌合戦』も出てみたいです!」
――逆に韓国でどんな活動をしてみたいですか。
「一流アーティストのSHINeeさん、BTSさん、NCTさんのような活動をしたいです。ただ、日本だとファンの方が待ってくださっていたりするんですが、韓国だと正直まだ数が少ないんですよね。なので、本国でのn.SSignの知名度と人気をもっと上げたい。それが今の使命だと思っています。テレビだと韓国で有名な音楽番組の『M COUNTDOWN』、人気バラエティの『知ってるお兄さん』などに出演したいです。あと、『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』っていう芸能人の住む家を紹介する番組にも出てみたくて。“僕の家、こんな感じです♪”みたいにプライベートな生活をたくさんの人に見せたいです」
□カズタ 1997年12月31日、沖縄県宜野湾市出身。2022年に開催された日韓合同オーディション番組『青春スター』(ABEMA)で披露した圧倒的なパフォーマンスで審査員たちを唸らせ、話題を集める。見事デビューを勝ち取り、7人組ボーイズグループn.SSignの唯一の日本人メンバーにしてグループのリーダーに抜擢。歌もダンスもマルチにこなせるオールラウンダーで、番組でのキャッチコピーは“セクシーパワーダンサー”。現在、『“n.SSign 1st Zepp Tour “net of Star Sign”』を開催中。