ミュージカル『SPY×FAMILY』開幕! アーニャ役子役たちの称賛に鈴木拡樹「あざざますっ!」
俳優の森崎ウィン、鈴木拡樹、唯月ふうか、佐々木美玲(日向坂46)、子役の池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙が8日、東京・帝国劇場で2023年3月公演・ミュージカル『SPY×FAMILY』(23年3月8日~29日)の初日会見に出席した。
Wキャスト「みれたん」「ふうちゃん」2人でヨルの役作り
俳優の森崎ウィン、鈴木拡樹、唯月ふうか、佐々木美玲(日向坂46)、子役の池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙が8日、東京・帝国劇場で2023年3月公演・ミュージカル『SPY×FAMILY』(23年3月8日~29日)の初日会見に出席した。
「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中の、シリーズ累計発行部数2700万部を突破したスパイアクション&ホームコメディ『SPY×FAMILY』(遠藤達哉氏原作)を舞台化。スパイの男、超能力者の少女、殺し屋の女が互いの秘密を抱えたまま「仮初めの家族」となり、それぞれの利害のために生活を共にしていく物語。舞台演出家のG2氏が脚本・作詞・演出を手がける。
舞台では、敏腕スパイの黄昏(たそがれ)/ロイド・フォージャーを森崎と鈴木、殺し屋の女・いばら姫/ヨル・フォージャーを唯月と佐々木が演じる。原作でも大人気の少女・アーニャは、池村、井澤、福地、増田のクワトロキャストで務める。帝国劇場上演後、4月には兵庫・兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール、5月には福岡・博多座でも上演される。
この日は初日開幕直前にゲネプロと会見が行われた。本番を直前に控えた気持ちを「色で例えると?」と聞かれた森崎は、「白!」と即答。「本日幕を開けて、ここから(博多座の)5月末まで走り抜けていく上で、お客さまと一緒に作るのが舞台ですので、その白がどんな色に染まっていくのかなというのを僕自身も楽しみにしている」と答えた。するとアーニャ役の子役たちが、かわいらしい声で「おおー!」「すばらしい!」と拍手。和やかな雰囲気で会場の笑いを誘った。
会見前にゲネプロを行った鈴木は、「僕は春色」と答え、「季節的にも春ですし、このお話もアーニャが入学する話。春のめでたい入学・進学のシーズンを感じさせる、この時期にぴったりな作品になっているなと思います」と説明。再び子役たちが「すばらしい~!」と拍手を送ると、鈴木は「あざざますっ!」とアーニャの口癖をまねしながら感謝した。
ヨル・フォージャーを演じる唯月と佐々木「とても楽しかった」
唯月は佐々木のことを「みれたん」と呼んでいるといい、「みれたんは、居るだけで癒やし。空気清浄機みたいな方で毎日癒やしをもらっていました」と明かした。「ヨルさんの細かい感情や悩みをお互いに言い合いながら、2人で話ながら作っていけてとても楽しかった」と、Wキャストで良かった点を挙げた。
ミュージカル初挑戦の佐々木は、唯月のことを「ふうちゃん」と呼んでいるといい、唯月からミュージカルのアドバイスをもらったと明かした。「分からないことだらけで、メイクはどうする……とか1からすべて教えてくださった」と振り返り、「ヨルさんを演じる上で分からないところが出てきたら、ふうちゃんと『ここってどういう感情なんですかね』って一緒にお話させてもらって、『こうしたらやりやすいんじゃない?』ってアドバイスいただいて、支えていただきました」と、演技面でも唯月の存在が大きかったという。また自信がなくなったときも連絡があったといい、「『自信を持って、みれたんらしく頑張ったらすてきだから』って連絡をくださって、私はそれがすごくうれしかった」と語った。
改めて本番に向けた気持ちを聞かれた森崎は、「今日この日をこうして迎えられていることに感謝しています」とあいさつし、「このミュージカル『SPY×FAMILY』は、素晴らしい原作を日本オリジナルのミュージカルとして『日本発の世界へ向けたもの』だと思っております。大千秋楽まで全速力で突っ走って参ります!」と意気込んだ。
鈴木も、「アニメ文化というのは日本が誇る世界に通用するコンテンツ。この作品が海外まで届くことを願って、きょうは勢いよく初日をスタートして、みなさんのもとにしっかり届くといいなと思います」と力強く語った。