「徳島って、マジで島なんですね!」 地図大手の投稿に市長も反応、地元民「船で1周できますよ」

東京・渋谷の「谷」など、地形の特徴から名付けられることが多い「地名」。SNSでは地図大手の「ゼンリン」(本社・北九州市小倉北区)の社員が、「いまさら気づいた」と打ち明けたある投稿が徳島市の市長も巻き込むほどの広がりを見せている。

ゼンリンのSNSに投稿された徳島市の地図【写真:ツイッター(@ZENRIN_official)より】
ゼンリンのSNSに投稿された徳島市の地図【写真:ツイッター(@ZENRIN_official)より】

新潟など日本各地の「島」情報も殺到

 東京・渋谷の「谷」など、地形の特徴から名付けられることが多い「地名」。SNSでは地図大手の「ゼンリン」(本社・北九州市小倉北区)の社員が、「いまさら気づいた」と打ち明けたある投稿が徳島市の市長も巻き込むほどの広がりを見せている。

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 地図に関係する情報を発信している同社のツイッター。生活に役立つ話題はもちろん、ひな祭りには「秋田には三月三日という地名があります」など誰かに教えたくなるような雑学を、提供している。

 注目されたのは「さっき調べものをしていて…。いまさら気づいたんですが…」という語り掛けで始まった投稿。徳島駅がある中心部の地図を青色で囲み、「徳島って、マジで島なんですね!!」と続いた叫びに、2.2万件以上のいいねが寄せられた。

 思わぬ投稿には、「ほんまや」と驚きの声のほか、地元民からは「船で1周できますよ」という追加情報も。担当者が投稿した翌日には、徳島市の内藤佐和子市長から「徳島市の中心市街地、ひょうたん島に気付いてくださって、ありがとうございます。ぜひ、水都とくしまのひょうたん島クルーズにお越しください」とコメントが寄せられるできごとも。市長も登場する盛り上がりぶりに担当者は「うれしさとはずかしさが入り乱れています」と心境を語っている。

 徳島が「島」だと気が付いた経緯について「業務の調べものをしている流れで、『徳島は、名前になんで「島」がつくんだろう』と疑問に思い、地図を確認してみました。そこで、徳島駅周辺の中心街が川に囲まれた島(実際は三角州)であることに気づいたこと。また地名の由来を調べると、まさに徳島がその『島のような地形に城を構えたこと』から命名されたと知り、投稿にいたりました」と説明。「地元の方やご存じの方にとっては『今さら!? と思うかもしれませんが、徳島の地名の由来、その土地の特長にフォーカスして、お伝えするのも良いと思い、恥を忍んでツイートいたしました」と明かしてくれた。

 発見した「島」について、「このエリアは地形の形状から『ひょうたん島』と呼ばれており、ここを1周できるクルーズ船があるとの声をたくさんいただきました。徳島を知る意味でも、ぜひ、一度乗船してみたいものです」とコメント。徳島以外にある「島」についてもたくさんの情報が寄せられたことから「『新潟市も島』など、日本全国の意外な場所の『島』についてたくさん知ることができました」と話していた。

次のページへ (2/2) 【写真】地図大手担当者に感謝を伝える徳島市長の投稿
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