格闘技イベント「RIZIN」は6日、東京・有明アリーナで行われる「RIZIN.42」（5月6日）の対戦カード発表記者会見を行った。MMAデビュー戦のYA-MANは三浦孝太との対戦が決定。会見では女性ファンの多い三浦のファンを総ドリすると誓った。

「生まれも育ちも対極」とこの試合へのテーマを口にしたYA-MAN。2人のファン層もまた異なる。

　三浦は2021年の大みそかにRIZINデビュー。1R・TKO勝利を飾り、試合後に父の“キングカズ”こと三浦知良との抱擁は多くのファンをとりこにした。

　その後はタイで三浦は大ブレーク。昨年8月に元K-1ワールドMAX王者ブアカーオ・パンチャメーク（タイ）とのエキシビションマッチのためにタイを訪れた三浦を待ち受けていたのは女性ファンの黄色い声だった。さらに「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN／WINTER」にも出演し、日本でも多くの女性ファンを獲得している。

　対するYA-MANは“キングオブストリートファイト”の異名をとる格闘家で「マジでイケメンが本当に嫌い」という名言も残している選手だ。昨年10月に判定負けを喫した“イケメン王子”白鳥大珠との対戦では試合前に「イケメン狩り」をテーマに掲げていた。発言通り、三浦とは対極にいる。

　会見で女性人気について問われたYA-MANは笑顔になりながらも「全員ぶんどってやりますよ。気合の入り方が違います」と獣の目をする。会場にいた観客は拍手をしていた。

　YA-MANにファンを奪われそうな三浦だったが、その点について聞かれると「特になんとも思わないッすね」と涼しい顔をしていた。