『ONE PIECE』の尾田栄一郎氏、第18回渡辺晋賞を受賞「さらなる巨大な“ひま潰し”の製作を」

第18回渡辺晋賞を受賞した尾田栄一郎氏
第18回渡辺晋賞を受賞した尾田栄一郎氏

歴代受賞者は、秋元康氏、松任谷正隆氏、三谷幸喜氏ら

 一般財団法人渡辺音楽文化フォーラムは2日、『第18回渡辺晋賞』の授賞式を都内で行った。今回は、漫画家で映画『ONE PIECE FILM RED』のプロデューサー・尾田栄一郎(おだ・えいいちろう)氏が授賞。式には、受賞者と役員および選考委員が出席した。

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『渡辺晋賞』は、2005年に渡辺プロダクション創業50周年にあたり、新しい感性のプロデューサーを顕彰し、大衆文化のさらなる発展向上を目的とするプロデューサー賞として創設された。毎年、同社を創設した渡辺晋氏(享年59)の誕生日3月2日に、授賞式を執り行っている。

 これまでの受賞者は、松浦勝人氏、秋元康氏、大里洋吉氏、松任谷正隆氏、三谷幸喜氏らが名を連ね、今回は『ONE PIECE FILM RED』を手掛けた尾田氏が選ばれた。同作は観客動員約1427万人、興行収入は2022年度国内ランキング1位の約197億円を記録。さらには、全米初登場2位など国際市場でも大ヒット作となった。同作の原作者でもある尾田氏は、企画から戦略的な宣伝までを総合的にプロデュースし、ビジネスの成功に導いた手腕も評価された。

 受賞に際し、尾田氏は「そうそうたる名前の並ぶ栄えある賞をいただき、光栄かつ、恐縮です。25年前に小さな部屋で、一枚の紙から始めたONE PIECEという1つの作品が、一体どこまで人を楽しませられるのか。25年目に発表した映画『RED』も、全てを見てきた自分としては、今、でき得る全力の挑戦と過去のさまざまな要因、人因の抱合だったと感じています」などとコメント。その上で「賞に甘んじることなく、さらなる巨大な“ひま潰し”の製作を目指したいと思います」と意気込んだ。

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