お笑いカルテット・ぼる塾の酒寄希望の著書『酒寄さんのぼる塾生活』（ヨシモトブックス）の出版記念イベントが2日、都内で開催。開始前には田辺智加の同席のもと、取材会も行われた。

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「ぼる塾」は、あんり、きりやはるかからなる「しんぼる」と、田辺、酒寄からなる「猫塾」が合体して2019年12月に結成された。本書は、育休中で陰ながら「ぼる塾」を支えていた酒寄が、「ぼる塾」の魅力を伝えるために執筆していた連載エッセイをまとめたもの。

　完成した本を前に、酒寄は「自分で言うのもなんですが、3人は実に面白い出来事を巻き起こしてくれる。アニメみたいに何かしらの事件があるんです。読み直して自分で笑ってしまった」とネタ提供してくれた3人に感謝した。

「猫塾」時代から10年以上の付き合いとなる田辺は、「酒寄さんは生活を切り取るのが上手。私だったら見逃すことを、面白いと思って話にするのは上手い」と才能を絶賛した。

　この1年、「ぼる塾」は酒寄が育休から劇場復帰するなど慌ただしい日々を過ごした。田辺ときりやとのルームシェア生活が解消されたことも、その内の1つ。もともと仲がいい2人だったが、「そんなに甘くなかった」と苦笑いの田辺。酒寄も「職場の人と24時間いると気が休まらないのではと思っていた。テレビを見ていても田辺さんが明らかに不機嫌を隠せていなくて、朝はるちゃんとケンカしたんだなってわかった」と仕事に影響が出ていたことも明かした。

　ルームシェア解消した2人だが、不仲は否定。むしろ「別居して関係性がとてもよくなった」という。田辺は「一緒に居続けてしまったけど、ちょっと離れるとまた仲良くなった。もうしばらくしたら一緒に海外旅行に行く予定です」と笑顔で明かした。