俳優の山崎紘菜が28日、都内で行われた映画『フェイブルマンズ』（3月3日公開、配給：東宝東和）スペシャルトーク付きイベント試写会に登場した。当日はお笑いタレントのカズレーザー、映画監督の山崎貴も登壇し、同作をアピールしていた。

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　同作はスティーヴン・スピルバーグ監督による新作映画。初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年（ガブリエル・ラベル）が両親との葛藤や絆、そしてさまざまな人々との出会いによって成長していきながら、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求めていく。スピルバーグ監督がいかに映画監督になる夢をかなえることができたのか、自身の原体験を描く。

　MCから同作の感想を聞かれた山崎は「サクセスストーリーなのかなと思っていましたけど、夢を追うことの葛藤などの負の部分にリアリティーを持って突きつけられたような気がします」と述べた。

　同作にちなんで、子どもの頃に描いていた夢について聞かれた山崎は「自分が女優さんになるとか、縁がないと思っていました。小学校のときは、くせっ毛がコンプレックスだったので美容師さんが神様みたいに思っていましたね。あとは、小学校のときに酪農家のところに校外学習に行って、こういう仕事もステキだなと思ったりもしました。なので、結構、夢があったんです。結果的に女優さんになって、いろんな職業を体験できて、女優さんという仕事は魅力的だなと思いました」と語った。

　当日は映画関係の仕事を目指す多くの学生が来場。学生から「モチベーションの維持の仕方はありますか」という質問が上がると、山崎は「自分がやっているのは、自分が今やりたいことを100個書き出すんです。でも100は難しいんですよ。それでも絞り出して書くと、不思議と自分の中のいろんなことが明確になります。これだけやりたいことがあるなら、やらなきゃという気持ちになるのでおすすめです」とアドバイスをしていた。

　最後に、山崎は「私が大事にしている言葉は『一度も嫌いになったことがないなんて本当の好きじゃない』。夢を追っていると想像と違った瞬間にぶつかることもあると思うんですが、ネガティブになることを恐れないでほしいなと思います。私もまだ夢を見かけている身なので、一緒に頑張れたらいいなと思います。皆さん、映画関係の方だと思うので、いつかどこかでお会いして、今日の日のことを話せたらいいなと思います」と会場の学生たちに声をかけた。