69歳・小林幸子、人気YouTubeチャンネル舞台裏 敏腕Pの狙い「大御所イメージを変えたい」

歌手の小林幸子(69)が、YouTubeチャンネル「小林幸子はYouTuBBA!!」を配信中だ。小林が初挑戦する企画が好評で、軽自動車を購入した回は187万を超える視聴回数を記録した。ENCOUNT編集部が舞台裏にメディアとして初密着した。

長年の愛車・ミニクーパーに乗る小林幸子【写真:山口比佐夫】
長年の愛車・ミニクーパーに乗る小林幸子【写真:山口比佐夫】

宮迫博之がサプライズ登場するYouTubeならではの仕掛けも

 歌手の小林幸子(69)が、YouTubeチャンネル「小林幸子はYouTuBBA!!」を配信中だ。小林が初挑戦する企画が好評で、軽自動車を購入した回は187万を超える視聴回数を記録した。ENCOUNT編集部が舞台裏にメディアとして初密着した。(取材・文=平辻哲也)

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「小林幸子はYouTuBBA!!」は17万人近くが登録している。もともとは小林がさまざまなアーティストの楽曲を歌ってみるという企画を核としたチャンネル「さっちゃんねる」を運営していたが、約1年半前に現在の形にリニューアルし、当初の倍以上の登録者数を獲得した。撮影は週2本撮りで、動画は週2回更新。同年代のYouTuberとしてはかなりのハイペースと言える。

 撮影場所は東京都世田谷区にある幸子プロモーション。ここは元自宅で、1階にある元リビングルームが撮影スタジオだ。午後1時すぎ、事務所スタッフ、プロデューサー、カメラマン2人による動画撮影チームが準備する中、小林が登場。今回のテーマは愛車のミニクーパーとお別れをするというもの。

 小林は最近になって、スズキの軽自動車・ラパンを即決購入したが、ミニクーパーは19年間乗り続けたお気に入り。しかし、経年劣化による不調で泣く泣く手放すことを決めたのだという。

 撮影は台本なしのガチ収録。プロデューサーが企画意図と段取りを説明する。「幸子さんにはラパンがあるので、言ってみれば、ミニクーパーは元カレみたいなものじゃないですか。幸子さんには元カレとの思い出を語ってもらって、最後には1階にあるガレージに行って、ミニクーパーにお別れのあいさつをしてもらいます。最後にエンジンをかけてもらって、『さよなら、ミニ。でも、私にはラパンがあるわ』と言った感じで、明るく終わりましょう」とプロデューサー。約5分の打ち合わせを済ませて、早速、撮影に入る。

 プロデューサーはワタナベエンターテインメントの高木浩司氏。マネージメント本部プロデューサーとして中川翔子のマネジメントやao、新人育成を担当するほか、YouTubeチャンネル「中川翔子の『ヲ』」(登録者95万5000人)や、「ねおチャンネル」(同95万2000人)の制作も担当しているスゴ腕だ。番組のリニューアルは高木氏と「幸子プロモーション」の“エロ部長”こと総括本部長、山村直樹氏が話し合って決めた。

YouTube撮影中に宮迫博之(中央)が登場する一幕も【写真:山口比佐夫】
YouTube撮影中に宮迫博之(中央)が登場する一幕も【写真:山口比佐夫】

 撮影では、高木氏が「実はENCOUNTさんの取材が入っています。なので、写真もバシャバシャと撮られていますが、気にしないください」と言うと、小林は「じゃあ、ビューティー(モード)で撮ってね」と笑い。小林が19年におよぶミニクーパーとの歩みについて語っていると、サイクルウエアに包んだ男性が突然、「すみません! 撮影中でした?」。タレントの宮迫博之(52)だ。小林も「ウソ?」とビックリ。

 宮迫は自身のYouTubeチャンネルのスタッフを引き連れ、「今、自転車で都内を回っていて、お世話になった方にちょっと届けたいものがありまして。食べ物じゃないんですけど……」と背負ったバッグからCDを手渡す。「ものすごい距離を走って、自転車で走ると、(都内は)めっちゃ坂が多いですね。お世話になった人にクルマではなく、自転車で回る企画を考えたんですが、すごく後悔しています」と話す。

 CDは1月25日に徳間ジャパンコミュニケーションズから発売したばかりのカバーアルバム『セカンドプロポーズ』だ。オリジナルの表題曲のほか、『シングルベッド』(シャ乱Q)、『ひまわりの約束』(秦基博)などの名曲を収録したもの。小林と宮迫のやりとりは宮迫のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」で配信予定だ。

宮迫博之(左)にミニクーパーとの思い出を語った小林幸子【写真:山口比佐夫】
宮迫博之(左)にミニクーパーとの思い出を語った小林幸子【写真:山口比佐夫】

 その後、小林は義理堅く、宮迫のCDアルバムを握りしめながら、ミニクーパーとの思い出を語り、湿っぽくなったところで「ミニクーパーをミニイク?」とのオヤジギャグも。番組のエンディングは打ち合わせとは違った幕引きで、ガチ収録ならでは、の展開が待っている。

 毎回、影声で登場するプロデューサーの高木さんは「幸子さんは大御所ですが、そのイメージを変えたいと思っていました。より身近により親しみやすく見せたいと思って企画しています」と話す。初挑戦ものが好評だが、「大御所には何でもできるイメージがあるかもしれませんが、幸子さんは10歳のときから芸能界にいるので、普通の生活をしていたら、普通に体験することを意外とやっていなかったんですね。それを、幸子さんも視聴者さんも楽しんでくれたんだと思います」と話す。

 チャンネルとしての目標は登録者数ではなく、もっとパーソナルなこと。「事務所からのオーダーでは、幸子さんに趣味を持たせたい、と言われています。休日にやることがないので、幸子さんが楽しめるものを見つけていきたい。その様子を視聴者さんも喜んでいただけたら、と思っています」。“ラスボス”が趣味を見つけられる日までさまざまな初挑戦が続いていきそうだ。

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