鮎川誠さん「ロック葬」に約2500人参列 長女「こんなにカッコいいお父さんは世界中どこにもいない」

1月にすい臓がんのため74歳で亡くなった鮎川誠さんの「ロック葬」が4日、東京・世田谷区の「星かげの迎賓館」で行われ、鮎川さんと親交のあったミュージシャンや関係者、最後の別れを惜しむファンが長蛇の列を作った。

会見に臨んだ(左から)陽子さん、純子さん、千彗子さん【写真:ENCOUNT編集部】
会見に臨んだ(左から)陽子さん、純子さん、千彗子さん【写真:ENCOUNT編集部】

愛娘3人が会見「レスポールを弾いている姿は世界一カッコよかった」

 1月にすい臓がんのため74歳で亡くなった鮎川誠さんの「ロック葬」が4日、東京・世田谷区の「星かげの迎賓館」で行われ、鮎川さんと親交のあったミュージシャンや関係者、最後の別れを惜しむファンが長蛇の列を作った。

 鮎川さんのロック葬は生演奏も弔辞もないが、3人の娘を中心に手作りの祭壇や別室には鮎川さんの思い出の品々が飾られ、場内には鮎川さんが生前自ら選曲した自身のゴキゲンなロックナンバーが流れていた。別室には鮎川さんの愛用したギターアンプやステージ衣装、思い出の写真、愛用していたサングラス、そしてシーナさんとの思い出の品々など、まるで鮎川さんの部屋に入ったような雰囲気で部屋中装飾されており、訪れたファンの涙を誘った。

 午後4時からの関係者の弔問を前に、鮎川さんとシーナさんのまな娘3人が鮎川さんの棺が置かれた祭壇の前でそろって会見を行った。

 喪主で長女の陽子さんは「ライブでレスポールを弾いている姿は世界一カッコよくてファンのみなさまにも愛されて本当に幸せだったと思います」と気丈に話した。

 シーナ&ロケッツのマネジャーを務めた次女の純子さんは「10年マネジャーをやってきて今はどうしたらいいのか分からないですが、亡くなる前まで父はずっと音楽のことばかり考えていて、私は震える手で出したいアルバムや曲順をメモして少しでもシーナ&ロケッツ、そしてお父さんとお母さんがやりたかったこと、それを形に残して聴いてもらうことが私の願いです」と涙ながらに語った。

 シーナさん亡き後にLUCY MiRRORとしてシーナ&ロケッツのボーカルを務めてきた三女の千彗子さんは「父のすごく甘くて優しいギターの音色でシーナ&ロケッツを歌えてすごく幸せな時間を共有できました。この3年間は毎日父とツアーで北から南まで回ってきたので父のギターに中毒していて、もう(父が、ギターの音が)ないことが耐えれない……。先のことは考えられないですが、しばらくはお父さんのレコードを聴いてすごします」と言葉を絞りだした。

 最後に陽子さんが「こんなにカッコいいお父さんは世界中どこにもいないと思います」と父を称えた。

 関係者の弔問を前に、鮎川さんとともに時間をすごしたバンドメンバーや石橋凌、池畑潤二ら、同じ時代を生きた盟友が故人を追悼。関係者弔問が始まるとゆかりのあるミュージシャンや後輩バンド、音楽関係者が列を作り、外には午後5時からの弔問を待つ一般参列者の列が代田橋駅まで延びた。真っ黒な革ジャンにサングラス姿のファン。それぞれの思いをかみ締めながら静かに弔問を待った。

 午後6時時点で弔問受け付けは関係者、一般あわせて約2500人。多数の人が鮎川さんに別れを告げた。

次のページへ (2/2) 【写真】鮎川さん愛用の品々が飾られた「ロック葬」の様子
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