【罠の戦争】罠に気づいた犬飼 鷲津へのシャンパンぶっかけに視聴者怒り「パワハラだよ」

俳優の草なぎ剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系火曜ドラマ『罠の戦争』(午後10時)の第3話が、30日に放送された。

鷲津亨(左=草彅剛)と犬飼孝介(本田博太郎)【写真:(C)カンテレ】
鷲津亨(左=草彅剛)と犬飼孝介(本田博太郎)【写真:(C)カンテレ】

ドラマ終盤の怒涛の展開に「ドキドキしたー」「緊張感エグかった」

 俳優の草なぎ剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系火曜ドラマ『罠の戦争』(午後10時)の第3話が、30日に放送された。

(以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、愛する家族を傷つけられた草なぎ演じる議員秘書・鷲津亨(わしづ・とおる)が、知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させるリベンジエンターテインメント。2015年「銭の戦争」、17年「嘘の戦争」に続く復讐(ふくしゅう)シリーズ第3弾。

 今回は、鷲津が20年尽くしてきた大物衆議院議員・犬飼孝介(本田博太郎)に、罠を仕掛けていることがバレてしまった。

 中学生の息子・泰生(白鳥晴都)が歩道橋から何者かに突き落とされ意識不明になってしまった鷲津。犬飼は突き落とした人物を知っており、鷲津に事実無根の着服疑惑を投げかけ、事故として処理するように指示した。犬飼に復讐(ふくしゅう)を決意した鷲津は巧妙な罠を仕掛け、マスコミの前で犬飼の信用を失墜させることに成功。さらに、犬飼の金庫番でパワハラを横行していた政策秘書・虻川勝次(田口浩正)も排除した。

 虻川の後任として鷲津は政策秘書に昇進。虻川が残した裏帳簿から、犬飼の息子・俊介(玉城裕規)に事務所の金が使われていたことを知る。俊介はトラブルや暴行事件を起こしては、金でもみ消していた。また犬飼が文科省の副大臣だった2年前に、国立大学の改修工事で猿岡建設に便宜を図り、見返りとして現金を得ていた証拠も掴んだ。

 犬飼の運転手・牛尾(矢柴俊博)に接触した鷲津は、子どもの話題で牛尾の心に入り込み、泰生が突き落とされた件について聞き出す。鷲津は俊介が犯人だと考えたが、牛尾は「泰生くんを突き落とした犯人ですが、俊介さんじゃない。それだけは間違いありません」と告げる。

 牛尾によると、犬飼は泰生の事故の翌朝、6時過ぎに急に誰かに呼び出されたという。指示されたホテルから出て来た犬飼は電話をかけ、「面倒なことになった」「これは相当でかい貸しになる」と話していた。牛尾は、「大臣が『貸しを作れる』と喜ぶ誰かが、泰生くんの事件を隠蔽した」と打ち明けた。そして、犬飼が呼び出された場所が「日比谷のプライムホテル」だったと教える。しかしそこに、「何を話してるんだ」と犬飼がやって来た。鷲津はすぐにその場を立ち去った。

 犬飼は、私大の薬学部に通う息子がいる牛尾に圧をかけ、牛尾から話を聞き出す。そして鷲津を民政党の鶴巻憲一幹事長(岸部一徳)の会合に連れて行くと、議員が大勢いる前で鷲津が自分に罠を仕掛けていた裏切者だと暴露した。

 犬飼は、「秘書のくせに主の周りをコソコソ嗅ぎまわって」「そんなに気に入らなかったか、俺の頼み事が。ならもういらねぇよ。クビだ。永田町から出て行け」と怒りをあらわにし、鷲津の頭にシャンパンをかけた。

 このシーンにSNS上では、「クビだ!酒を頭からかける!いやもう下品すぎるわ」「パワハラだよ」「ひどいっ」と怒りの声が。

 鶴巻は、自分が取り持つので犬飼に頭を下げるように提案するが、鷲津は「取るに足らない秘書にも、運転手にも、それぞれ大事なものはあるんです」と訴えた。そして犬飼に「何でも誰でも思い通りにできるって思いあがるのもいい加減にしろ!」と反論した。

 ちょうどその時、犬飼の地元事務所に検察が来ているという情報が入る。鷲津は先手を打ち、猿岡建設と犬飼のダミー会社のやり取りを記者の熊谷由貴(宮澤エマ)に渡していたのだ。さらに俊介はもみ消そうとしていた暴行事件で被害届を出され逮捕された。犬飼は大臣を解任されることに。

 この怒涛の展開に「ドキドキしたー」「後半の緊張感エグかった」「ついに犬飼大臣追い落としてスカッとした」といった声が挙がっている。

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