松本若菜、撮影中にせりふ“自主変更”のエピソード告白 骨髄ドナー提供者役を熱演
俳優の樋口大悟、松本若菜らが26日、アキバシアター(東京都千代田区)で行われた映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』(2月4日公開)試写イベントに登壇した。同作は、余命2年から骨髄移植で命を救われた樋口が、自らの体験をもとに企画・原案・主演を務めたもの。ドナー提供者で、一児の母でもある女性を演じた松本は、出演依頼を受けたときに「正直、ふたつ返事ではなかった」と告白。偽善者と思われるのではないかと悩んだといい、「でも演じることがお仕事なんだから、それをするのがなぜ悪いんだろうという考えに変わって。その後、監督や(樋口)大悟さんの言葉を聞いて、その熱量の高さに、何かわたしもお手伝いできるのかな、という気持ちになりました」と役を受けた経緯を説明した。
5年間の闘病生活を映画に 「名前も顔も分からない方に助けてもらった」
俳優の樋口大悟、松本若菜らが26日、アキバシアター(東京都千代田区)で行われた映画『みんな生きている ~二つ目の誕生日~』(2月4日公開)試写イベントに登壇した。同作は、余命2年から骨髄移植で命を救われた樋口が、自らの体験をもとに企画・原案・主演を務めたもの。ドナー提供者で、一児の母でもある女性を演じた松本は、出演依頼を受けたときに「正直、ふたつ返事ではなかった」と告白。偽善者と思われるのではないかと悩んだといい、「でも演じることがお仕事なんだから、それをするのがなぜ悪いんだろうという考えに変わって。その後、監督や(樋口)大悟さんの言葉を聞いて、その熱量の高さに、何かわたしもお手伝いできるのかな、という気持ちになりました」と役を受けた経緯を説明した。
映画は、白血病の青年とドナーとなる女性の目に見えない絆、そして2人を支える人たちの葛藤を描いた「いのち」の物語。白血病患者側の視点だけでなく、骨髄ドナー提供者側の視点からも物語が紡ぎ出されているのが特徴だ。
上映後に行われたイベントには、樋口、松本、両沢和幸監督が登場した。たくさんの観客の前に立った樋口は「僕は25歳のときに急性骨髄性白血病になり、5年間闘病した後に、名前も顔も分からない方に助けてもらいました。それからはずっと感謝の思いを伝えたいなと思っておりましたが、そんな中、両沢監督が賛同してくださったおかげでようやく映画を公開できるようになりました」と感謝した。
ドナー提供者役を演じたる松本は、ドナー提供を不安視する夫と会話をする場面で、せりふを勝手に変えてしまった事実を公表。「(夫に向かって)『だって私がいなかったら、死んじゃうかもしれないんだよ』というシーンのせりふは、本当は『助からないかもしれないんだよ』というものでした。家族の前だから、あえて“死”という言葉を選んだ方が響くかなって。私も印象に強く残っているシーンです」と悩み迷って決めた、役との向き合い方について熱く語っていた。
映画は、2月4日より、東京・新宿K’s cinemaほか全国で順次公開される。