レクサスに不気味な装置を発見、一体誰が? 盗難悪用の強い懸念「何かあってからでは遅い」

高級車レクサスの底部分に怪しい装置を発見――。気がかりな事案を報告するツイートが反響を呼んでいる。仕込まれていたのは、位置情報を把握できる米アップル社の紛失防止用機器「AirTag(エアタグ)」。不気味なだけではなく、盗難被害の懸念も浮かび上がる。注意喚起として発信した当事者の車販売店に詳細を聞いた。

レクサスLXに実際に取り付けられていた不審なAirTag【写真:Ultimate Garage提供】
レクサスLXに実際に取り付けられていた不審なAirTag【写真:Ultimate Garage提供】

ある日入ってきた不明なAirTag通知から発覚 「警察に行きましたが、特に事件等にもならず」

 高級車レクサスの底部分に怪しい装置を発見――。気がかりな事案を報告するツイートが反響を呼んでいる。仕込まれていたのは、位置情報を把握できる米アップル社の紛失防止用機器「AirTag(エアタグ)」。不気味なだけではなく、盗難被害の懸念も浮かび上がる。注意喚起として発信した当事者の車販売店に詳細を聞いた。

「レクサスLXに不明なAirTagが仕込まれてました。下回りには潜らず手を入れて仕込める場所。ご丁寧にケースに入れて磁石で貼り付け」「めちゃくちゃ気持ち悪いし盗難に際してこのような手口もあるので皆様もお気を付け下さい!」

 啓発ツイートを投稿したのは、横浜・八王子で高級車を取り扱う車販売店「Ultimate Garage」だ。

 狙われたのは、同社で所有しているレクサスの人気SUVタイプの車だった。普段従業員が乗っているというが、担当者によると、「ある日から不明なAirTagの通知が入るようになり、所々調べたところ、レクサスに乗っているタイミングでの反応と気付きました」。ここで異変を察知したという。

 そして、「盗難事例が多い車両だったためまさかと思い自分たちで探してみましたが見つからず。その時点で警察にも相談しましたが取り合ってもらえませんでした。仕方がないので一度ディーラーに持ち込み下回りを見てみようと思い見たところ、このAirTagが発見されました」。車体の後輪タイヤ側の底に、アルファベット「B」のデザインが施された黄色いケースが設置されていた。これが発見に至るまでの経緯だ。

 紛失時にその持ち物の位置情報を把握・追跡でき、便利なAirTag。アップル社の公式サイトによると、値段は4780円(税込み)だ。

 なぜ、今回、何者かによって車の目立たないところに仕込まれていたのか。盗難への悪用の可能性が考えられるといい、「レクサスのLX自体非常に盗難が多い車両ですが、台数は多くありません。なのでとりあえず見つけたら行動把握をするためにAirTagを仕込んだのではないかと思います。しばらく動かず人目のない場所であれば盗難するような流れなのでしょうか……」と担当者は推測する。盗難の予兆が指摘されており、今回は未然に防げたケースと言っていいだろう。

 一方で、事後対応の現状は「AirTag発見後も警察に行きましたが、特に事件等にもならず、AirTagの電池を抜いた程度です」とのことだ。

 今回の発信を受け、2.5万件以上のリツイートが集まっている。ネット上では「え、こわ、、、、」「AirTagが便利な反面、盗難の手口として使われる最悪ですね」「恐ろしいですね」「定期的に足回りも見ないとですね」「注意喚起をありがとうございます!」と、不安・心配の声が多数寄せられている。

 巧妙化する車両盗難は社会問題化しており、同社は「昨今車両盗難は非常に多く、販売店をしているこちらとしてもなんとかならないものか……と強く思っております。大切な愛車を盗むのは許せない行為です。またこれだけの事例があるにかかわらずあまり警察側も動かない。何かあってからでは遅いので、もう少し車両盗難について真剣に考えて少しでも減っていけばいいと思っています」としている。

次のページへ (2/2) 【写真】盗難の懸念がありありと浮かび上がる実際の様子
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