追い越しバイクが反対車線逆走 間一髪で避けた投稿者「今でも脳裏に焼き付いています」

「これはどうするのが正解だったのでしょうか」。反対車線からはみ出してきたバイクに急ブレーキを踏み、間一髪で衝突を免れた動画が話題を呼んでいる。投稿者のおもち@ホンダビートYouTuber(@omocchisann)さんに緊迫の瞬間を聞いた。

危機一髪で衝突を回避した瞬間【写真:本人提供】
危機一髪で衝突を回避した瞬間【写真:本人提供】

反対車線からはみ出し逆走してきたバイクとの衝突を危機一髪で回避

「これはどうするのが正解だったのでしょうか」。反対車線からはみ出してきたバイクに急ブレーキを踏み、間一髪で衝突を免れた動画が話題を呼んでいる。投稿者のおもち@ホンダビートYouTuber(@omocchisann)さんに緊迫の瞬間を聞いた。

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 今月20日に投稿された動画には、おもちさんが峠道でバイクの集団とすれ違った際、追い越しのために反対車線からはみ出し逆走してきた1台のバイクを危機一髪で回避する一部始終が収められている。動画には「あぶねー、死ぬかと思ったぜー」「焦ったー、心臓ちょっと出たなー。あれは俺は悪くないよねえ?」というおもちさんの肉声も収められており、投稿には「この動画が正解例かと。神回避でした」「事故らず止まれただけで正解ですよ あなたに過失は一切ないですから」「完全にバイクが悪い」「無事でなにより」といった声が寄せられている。

 動画は今年1月8日、静岡・浜松のオレンジロードが始まる交差点で撮影されたもの。当時の状況について、おもちさんは「土地勘もなく、オレンジロードへ行く道も全然分からないので、スマホのナビを活用し、今回の交差点までたどり着きました。この時、バイクの集団が左から来ていたため『バイクが来ているということは、オレンジロードは左折だな』と曲がりました。初めて走る道で、なおかつ道もそこまで分かっていない(スマホナビなのであまり音声やナビ画面が見れない)ことから、いつもよりも速度は控え気味だったと思います」と語る。

 交差点を左折後、停止しているバイクの集団で死角になっていた右カーブの先から逆走バイクが現れた瞬間は「バイクがもう目の前まで来ていたので、『あっ、ダメだ、ぶつかる』と感じてました」。ハンドル操作をしつつ無意識でブレーキペダルを踏んでいたことで車は停止、バイクはそのまま左側をすり抜けていったといい、「今でもその時の視界の映像は脳裏に焼き付いています。たぶんですが、本当にギリギリぶつからなかったレベルだと思います。心臓はバクバクしていて、今でもこの瞬間を思い出すだけで鼓動が速くなり手が震えます。それほどのショックを受けてました」と振り返る。

 投稿の意図については「『自分はこう対応したけど、本当はもっと違う対処方法があったのではないか?』『本当に自分に落ち度はないのか?』というように、今回の映像を第三者の人に見てもらい、意見を聞きたかったのでこのような投稿を行いました。想像を超えるほどのたくさんのご意見をいただきましたが、『あなたは悪くない』『この対応が恐らく最善だった』『事故を防げてすごい』という意見をいただいて、自分自身の気持ちも少し楽になりました」と説明。

 中にはライダーに対する過激な意見もあったといい、「私的にはもう過ぎ去ったことですし、車も傷ついていないので、特にこのライダーに対して憎しみやいらだちはありません。ただ、もし普段からこの様な運転をする人なのであれば、もう少し周りを見て考えて運転してほしいです。私も常に完全に道路交通法を守っているとは言えませんが、明らかな無謀な運転は自分の意思で避けることができると思います。私もバイクを運転するので、バイクの楽しさはもちろん、危険性も知っています。命を落とす前に、もう一度よく自分の運転を考え直してください」と安全運転を訴える。

 幸い、投稿者の運転技術によって事故には至らなかった今回のケース。加害者にも被害者にもなることがないよう、バイクにも車にも安全運転が求められる。

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