映画『少女は卒業しない』（2月23日公開、中川駿監督）の特別上映会が24日、都内で行われ、舞台あいさつに主演の河合優実らが登壇した。

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　直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を映画化。廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる。

　トークでは、タイトルにちなんで“卒業したくても卒業できないもの”を披露することに。「お客さんでい続けること」から卒業したくないとした河合は、「こういうお仕事をしていると、『フラットに映画を見たい』とか『（フラットに）見れないんじゃないですか』と聞かれることも多いんですけど、私は逆に（映画館に）見に行って感動するという時間がすごく大事で気持ちいい」と告白。「これからも辞めたくないし、必要だなと思っています」と話した。

　同席した中川監督からは「自分の出演作も客観的に見れる？」と質問が。河合は「たまに映画館で見たりします」と回答したが、「自分のシーンは冷静に見れないんじゃないか」とツッコまれると、「それは難しい。不可能に近いですね」と苦笑いを浮かべていた。