ジャニーズJr.・HiHi Jetsの井上瑞稀が単独初主演を務めるミュージカル「ルーザーヴィル」の製作発表記者会見が19日、都内ホテルで行われた。主人公と対立する青年役でミュージカルに初挑戦する俳優の山本涼介は「2023年の年はじめで、なにか新しいことに挑戦したいと思っていた。がんばろうという気持ちです」と言葉に力を込めた。

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　ロックバンド「Son of Dork」のデビューアルバムの楽曲を使用したミュージカルで、夢に向かって奮闘する“ヲタク”たちが描かれる。主人公・マイケルを井上（HiHi Jets／ジャニーズJr.）が、その親友・ルーカスを本高克樹（7 MEN 侍／ジャニーズJr.）、マイケルの恋の相手となる転入生・ホリーを高月彩良、マイケルと対立するエディを山本涼介、その恋人でチアリーダー・レイアを青野紗穂がそれぞれ演じる。この日は井上、本高、高月、山本、青野と演出を手がけるウォーリー木下が登壇した。

　山本は「僕もミュージカルが初めて。ウォーリーさんとは何度もご一緒させていただいていますが、なんで今回僕が呼ばれたのかいまだに疑問です」と話し、「歌もダンスも苦手なジャンル。ダンスの部分はウォーリーさんも（過去の作品で）見ているはずなんですが……」とオファーの狙いを飲み込めていない様子。

　さらに山本は「演出助手の方に（オファー理由を）聞いたら、『（劇中で）歌うのを忘れて呼んでしまった』と言っていたみたいです」と暴露。それを受けてウォーリーは「僕は本当に彼のことが大好き」と前置きし、「いわゆるいじめっ子の役でいやなやつなので、根から悪いやつを呼びたいと思って最初に浮かんだ。芝居ができるという前提で」とニヤリ。苦手だという歌唱に関しては「全編を通してシャウトする曲ばかり。熱さを伝えるエモーショナルな曲が多くて、自分の中に訴えたいことがあることが重要なので。彼は常に社会に対して怒っていますので、そこを出してくれれば」とエールを送った。

　ミュージカル「ルーザーヴィル」は3月5日から東京・新橋演舞場で初日を迎え、その後、大阪・松竹座、広島・上野学園ホール、愛知・御園座と全国で公演を行う。

※本高の「高」は正式表記ははしごだか