赤青鉛筆のつなぎ目はどうなってる? 15年間愛用した女性が明かした事実に感動の声

鉛筆が制作されるまでの過程を描いた児童書に感激した女性が、15年間使い続けた「赤青鉛筆」について投稿した1枚の写真がSNSで注目されている。8.7万件ものいいねを集めた投稿について女性に聞いた。

使い始めたばかりの赤青鉛筆【写真:写真AC】
使い始めたばかりの赤青鉛筆【写真:写真AC】

鉛筆への思いが湧いた1冊の本

 鉛筆が制作されるまでの過程を描いた児童書に感激した女性が、15年間使い続けた「赤青鉛筆」について投稿した1枚の写真がSNSで注目されている。8.7万件ものいいねを集めた投稿について女性に聞いた。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 茨城県にある植物園「水戸市植物公園」で企画事務と広報を任されている宮内元子さんは、現在の職場で子どもたちに出した課題の添削などを担当。プリントの丸付け用に赤と青色の鉛筆が1本になった「赤青鉛筆」を愛用してきた。

 購入時は、17センチほどだった赤青鉛筆。「つなぎ目がどうなっているのか知りたい」と長い年月を共にしてきた。愛用して15年。ついにそのなぞが解ける日がやって来た。

「15年使い続けた赤青鉛筆の赤色の芯がついにポロッと折れまして。赤と青の境目は接着剤でくっついていたのだという事が判明しました。青色の方はまだ使えるのでいけるところまで使います。現場からは以上です」というコメントと共に、青色鉛筆の横に赤色の芯が横たわった写真を投稿した宮内さん。同じ疑問を持っていた人からは、「小学生の頃の疑問が晴れたありがとう」など共感の声が殺到。「私よりも使い込んでる人がいて驚きました! 凄いです」「普通の鉛筆でも半分すら使い倒した事ないです」など物を大切にする宮内さんを称える感想も寄せられた。

 1本の鉛筆を使い切ろうと思ったきっかけについて宮内さんは、子ども時代に出合った児童書「いっぽんの鉛筆のむこうに」(福音館書店)に影響されたと説明。作家の谷川俊太郎さんらが手がけた一冊には、鉛筆ができるまでの過程と、それに携わる各国の人々を通して、社会の仕組みなどを学ぶことができる。

 転職や移住など人生の節目にも寄り添った同鉛筆。宮内さんは「鉛筆を作っている人に良い道具をありがとうとお伝えできるものならば言いたいです」と感謝。残った青色鉛筆について「青の芯だけでまだ約2センチあるので、最低でも1か月は使えると踏んでいます」と使い続けることを宣言した。

次のページへ (2/2) 【写真】15年愛用した赤青鉛筆 「青はまだまだ使える?」と宮内さん
1 2
あなたの“気になる”を教えてください