注目の歴史・時代小説家、永井紗耶子氏の新刊『木挽町のあだ討ち』（新潮社刊）の発売にあたり、声優・関智一が同書の冒頭を朗読。新潮社公式YouTubeチャンネルでスペシャル音声が公開となった。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴（JAF Mate Onlineへ）

　新田次郎文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞など三冠の『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』に続き、2022年直木賞候補『女人入眼』で話題となった永井氏。最新刊『木挽町のあだ討ち』は、ラストにミステリー小説のような驚きと感動が訪れる著者の到達点。現代に通ずる価値観や苦悩が盛り込まれ、読者の心を揺さぶる同書は、「江戸時代」のイメージを覆す新しい時代小説に仕上がっている。

　今回、『鬼滅の刃』不死川実弥役や『呪術廻戦』パンダ役、『新世紀エヴァンゲリオン』鈴原トウジ役など、話題作に多数出演している声優の関が強力コラボ。関が演じるのは、雪の夜の惨劇を目撃した木戸芸者。物語の世界に誘う、朗々たる語りが話題を集めそうだ。また、書籍購入で20分のフルバージョンを聴くことができるという。

〇関智一のコメント

「このたび、永井先生の小説『木挽町のあだ討ち』の冒頭部分を朗読させていただきました。講談調あり歌舞伎調ありの飽きさせない文章で一読して引き込まれました。先生のすてきな文体を損なわないように、自分なりに工夫して朗読させていただきましたので、小説と併せて聴いてくださったらうれしいです。最後には感動と驚きが待っていますので、ぜひご一読を！」

〇『木挽町のあだ討ち』推薦コメント

講談師・神田伯山
「大切なひとを命懸けで守ることが『忠義』ならこのあだ討ちは、間違いなく本物だ」

文芸評論家・縄田一男
「時代小説を知り尽くした作者の巧緻充実の腕前をとくとご覧あれ！」

劇団☆新幹線座付作家・脚本家・中島かずき
「ミステリ仕立ての趣向に芝居町の矜持が浮かび上がる。なんとも気持ちのいい小説だ」