女優の井上真央が主演を務め、俳優の佐藤健、松山ケンイチが共演するTBS系金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』（午後10時）が、13日にスタートした。

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（以下、ドラマの内容に関する記載があります）

　同作は、脚本家・安達奈緒子が描く完全オリジナルドラマ。運命だと思った相手を突然失った主人公・相馬悠依（井上真央）と、悠依にプロポーズする直前に不可解な事件に巻き込まれ幽霊となってしまった鳥野直木（佐藤健）。直木の存在を唯一認識できる刑事の魚住譲（松山ケンイチ）。数奇な運命に翻弄（ほんろう）されながら奇跡を起こそうとする3人の姿を描く。

　2023年1月13日。誕生日を迎えた悠依は、幼馴染で恋人の直木の帰りを待っていた。プロポーズを期待し、連絡がつかないことに腹を立てる悠依。しかし、部屋には直木の姿が。直木は悠依に話しかけるが、なぜか悠依には直木が見えていなかった。

　何日も帰宅しない直木を心配し、警察に相談する悠依。そこで刑事の譲に出会う。譲は街中で直木を見かけるが、なぜか人々が直木の体をすり抜ける。さらに譲以外の人には直木の姿は見えていなかった。直木は不可解な事件に巻き込まれ、幽霊になっていた。

　直木は、唯一自分を認識してくれる譲に助けを求め、悠依に自分の言葉を伝えてほしいと依頼する。譲は戸惑いながらも悠依の元を訪れ、「今、鳥野直木さんは自分の横にいるのですが、あなたには見えますか？」と伝えるものの、信じてもらえない。

　悠依と直木は家庭の事情から中学時代を里親のもとで生活した幼なじみだった。初めて里親のもとにやって来た悠依は、料理が得意な直木のハンバーグに感動し、うれしそうに頬張った。高校進学と同時に離れた2人は、それから約20年後の2021年に再会する。小さいながらも自分の洋食店を開いた直木。美容師の店長として働いていた悠依は、偶然そのお店に入り、ハンバーグを一口食べた瞬間に直木の存在に気づいたのだった。

　運命の再会から距離を縮めた2人。2022年の悠依の誕生日に、直木は悠依に思いを伝えるためハンバーグとプリンを作る。しかし緊張から砂糖と塩を間違え、しょっぱいプリンになってしまった。悠依に告白しようとする直前、悠依の方から先に気持ちを伝えられ、2人は交際に至った。

　幽霊となった直木は、悠依に気づいてもらうため譲に憑依してハンバーグとプリンを作る。店に呼び出された悠依は、譲が差し出したハンバーグを半信半疑で口にすると、その味が確かに直木のものであると気づく。さらにプリンは塩味でしょっぱく、幽霊になった直木の存在を確信した。悠依は「見えないよ……声も聞こえない。でもわかる。そばにいてくれてる」と涙する。「でもそれってつまり……あなたは、死んだの……？」。悠依は直木の死という、最も認めたくなかった事実を突きつけられた。

　SNS上では「初回から泣かされた……」「号泣ものじゃん」と反応が。また、「最初は全く信じなかった悠依もハンバーグを食べ、しょっぱいプリンを食べて納得する。辛いね、悠依」「しょっぱいプリンがここに来るとはーー（涙）」「最後のしょっぱいプリンで気づいたところから泣いた」といった声が挙がっている。