俳優の木村拓哉が12日、都内で行われた映画『レジェンド＆バタフライ』（1月27日公開）のジャパンプレミアに綾瀬はるか、伊藤英明、中谷美紀らとともに出席した。

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　東映70周年記念作品となる『レジェンド＆バタフライ』は、うつけ者・織田信長が、妻・濃姫が敵対する隣国同士の“政略結婚”という最悪な出会いから、お互いの寝首をかこうと狙う一触即発な水と油の夫婦を描いている。

　福富平太郎貞家を演じた伊藤は「現場にいる木村さんは信長そのもの。さっき裏で（宮沢）氷魚くんと木村さんのすごさについて話していた」とステージ上で木村への愛が止まらず。誰よりも時間を使って作品と木村への思いを語っていた伊藤は「すいません。愛情が深くて長くなってしまって」と謝りつつも、「僕は岐阜出身で斎藤道三も好きなんですが、信長も好き。この映画の信長はNo.1の信長です」とマイクを離さなかった。

　続くトークで、伊藤が撮影現場でエキストラとチャンバラをしていたことを中谷が紹介。中谷は「伊藤さんはチャンバラが上手かった。見惚れてしまうくらい。でも、殿（木村）は一切刀を抜こうとしなかった。『私がチャンバラしないんですか？』と聞いたら、『これを抜く重みをわかっている人間はあんなことはしない』って」と明かすと、伊藤は膝から崩れ落ちた。がっくりとうなだれながら「いま振り返ると失礼極まりない……」と反省し、会場の笑いを誘っていた。

　ジャパンプレミアにはそのほか宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真メガホンをとった大友啓史監督も参加した。