76歳の西岡徳馬、過去にガキ使で挑戦した乳首ドリル回想「狂人じゃないとやらない」

俳優の西岡徳馬が1月12日、東京・墨田区で行われた主演舞台「『画狂人北斎』ー2023ー」の製作発表会見に出席した。過去に放送された日本テレビ系お笑いバラエティー番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年末スペシャル内で挑戦した“乳首ドリル”について「狂人じゃないとやりませよね、普通」と述べた。

会見に登壇した西岡徳馬【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登壇した西岡徳馬【写真:ENCOUNT編集部】

主演舞台「『画狂人北斎』ー2023ー」の製作発表会見

 俳優の西岡徳馬が1月12日、東京・墨田区で行われた主演舞台「『画狂人北斎』ー2023ー」の製作発表会見に出席した。過去に放送された日本テレビ系お笑いバラエティー番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年末スペシャル内で挑戦した“乳首ドリル”について「狂人じゃないとやりませよね、普通」と述べた。

“乳首ドリル”に挑戦したことについて、過去に「自分の中に狂気が生まれた」と発言したことに言及。「そういうことだと思います。あんなの少し狂人じゃないと(やらない)。少しどころじゃない。とっても狂人じゃないとやりませよね、普通」と冷静に分析。

 続けて「でも自分ではね、普通だと思っている。思っているけど、人から見たらちょっとおかしい。僕が乳首ドリルをやったりするのは、北斎さんが『北斎漫画』を描いている、あの漫画だと思っている。だからシリアスなものもやり、シェイクスピアもやり、日本の古典もやる。色んなものをやる。『あなたどれが本物ですか?』と言われても、どれも本物。ないものは出せない。カテゴライズさせて出している。デフォルメさせている。そのへんは、おこがましいですけど、僕は葛飾北斎さんの生き方、絵の描き方にはとても似ている。色んなことをやりたかったんだなと思う」と語った。

 現在76歳の西岡。本作で葛飾北斎を演じることについて「『画狂人』というタイトルどおり、狂人になっていささか暴走するかもしれない。暴走老人・北斎になるか、爆発老人・北斎になるのか。どんな老人になっていくのか(笑)。稽古中も走りすぎて、馬なりで走っている。徳馬っていう馬なので走っちゃう。ちょっと亜門さんに手綱を引き締めてもらっている。これが面白くて面白くてしょうがない。とにかく稽古走りまくっている」と鼻息荒く語り、「芝居をやり始めてもう55年。55年の集大成を、葛飾北斎の70歳からの集大成と合致させたい」と語った。

 会見には雛形あきこ、馬場良馬、谷佳樹、津村知与支、水谷あつし、演出家の宮本亜門も出席した。

 本作は、江戸時代の画家・葛飾北斎(西岡)とその娘・お栄(雛形)の親子関係を軸に、北斎の生き様を描くヒューマンドラマ。2月2日の墨田・曳舟文化センターでのプレビュー公演を皮切りに、3月22日~26日の東京凱旋・紀伊國屋ホール公演まで約2か月間に渡って全国13か所25回公演を行う。

次のページへ (2/2) 【写真】西岡徳馬&雛形あきこらの集合カット
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