お笑いコンビ・囲碁将棋の根建太一が、ABEMAで8日に放送された『チャンスの時間』に出演し、76万円のジーンズを購入したことが明らかになった。

　1日放送の「今年こそ相方に言っておきたい！カミングアウト漫才2023」で、「“野茂Tシャツ”は30着持っているのに、ジーンズを1本しか持っていない」という異常な生態が判明した根建のため、一生はき続けられるような最高のジーンズを探す特別企画「根建、ジーンズを買う。」を放送。歌手・安斉かれんをスタジオゲストに迎え、MCの千鳥とともに根建のロケの様子を見守った。

　今回のロケでは、デニムショップの店員としても働いている“ジーンズ好き”のお笑い芸人・みなみかわが助っ人として参加。みなみかわが根建のためにセレクトしたヴィンテージデニム、国産デニム、オーダーメイドを扱う3店舗を巡るロケとなるはずだった。しかし、1軒目に訪れた場所で早くも“運命の1本”に出会い、根建が即購入を決めてしまうという前代未聞の買い物ロケとなった。

　一行が向かったのは高価なヴィンテージデニムを取りそろえる古着屋「BerBerJin」。最後に自分でお金を出して買ったのは「8年ほど前に1800円で買ったジーンズ」だという根建には「さすがにヴィンテージは無理」と見守る千鳥。そんな中、「自分にフィットしたかっこいいジーンズをはいてもらえたら。試着はタダなので」という「BerBerJin」店長の好意から、店長が選んでくれた“リーバイス506 66前期モデル”と“リーバイス501XX 1947モデル”の2本のジーンズを試着することに。

“501XX”を試着し、「これちょっとかっこいいな……」とほれ込んだ様子の根建は、さらに店長やみなみかわから「完璧なサイジング」と太鼓判を押されたことで、値段を知らぬまま本気で買おうかと悩み始める。「（“501XX”の方が）フィーリングというか、『似合ってますよ』って言ってくれたのがすごくうれしくて。一生お付き合いさせていただくなら……」と気持ちはすでに“501XX”に傾いていると話す根建。すると、みなみかわから“501XX”の値段は「76万7800円」と発表。

　値段を知り「うわ～めっちゃ良かったのに！」とうなだれた根建だったが、直後、相方の文田大介から「どうする？　買う？　買わない？」と聞かれると、「買います」とまさかの即決。予想外な展開にスタジオの千鳥は思わず「えっ!?」と固まり、「買います」と連呼する根建に、みなみかわは「俺の知ってるバラエティーじゃないです」「これネットニュースになるって」と大慌て。「デニムはもう一生買わないし、服一生買わない。上着はもう全部持ってるから」と揺るがぬ意思を見せた根建は、そのまま銀行でお金を引き出し、現金で76万円のジーンズを購入。早くも「根建、ジーンズを買う。」は終了となった。

　VTR終了後、スタジオには76万円で購入したジーンズをはき、ジージャンを着た根建が登場。「ジージャンもいいやん」と注目した千鳥に、根建は「実は、ジーパン買ったら店長がびっくりされて、6万円のジージャンくれました」と明かし、「一生この格好です」と宣言。「本当に人生で一番の買い物です」と語る根建と、「高校生時代の憧れだった」というジーンズを目の前にした千鳥は「激渋やん」「めっちゃいい」と大興奮。

　また、大悟が「シビックのためにお金貯めてたやん。それを80万おろしちゃったの？」と疑問を口にすると、根建は「振り出しに戻りました」と打ち明け、千鳥を笑わせた。「人生切り崩しました」としながらも、「男として本当にうれしいです。このジーパンはいてたら頑張ろうって気持ちになります」と、晴れやかな表情で語った根建に、千鳥は「いいなぁ」「わしらの高校の時の夢」「みんなでジーパン買いに行くロケやろうよ」と羨望のまなざしを送った。