東出昌大、三浦透子のナチュラルな演技に感嘆「実は非常に怖いこと」「すごい女優さん」
俳優の東出昌大が7日、都内で行われた主演映画『とべない風船』公開記念舞台あいさつに出席した。
主演映画『とべない風船』公開記念舞台あいさつ
俳優の東出昌大が7日、都内で行われた主演映画『とべない風船』公開記念舞台あいさつに出席した。
瀬戸内海の島を舞台に、家族でも恋人でもない2人の永遠に晴れそうにない心の行方を描く。広島出身の宮川監督が、2018年に起きた西日本豪雨を題材にして作り上げた作品で、東出は、数年前の豪雨災害で妻子を失って以来、自ら孤立している漁師の憲二を演じた。
夢だった教師の仕事で挫折を味わい、進むべき道を見失った凛子役の三浦透子とは本作で初共演。東出は「透子ちゃんとは知り合ってもう10年かな。ナチュラル、自然体なお芝居をするすごい女優さんだとずっと思っていた。カメラ前で自然に過ごすことは、実は非常に怖いこと。それができるすごい女優さん」と絶賛。続けて三浦1人でのシーンを「普通にゴクゴクと美味しそうに水を飲む。それを見て、改めてすごい女優さんだと感じた」と感嘆した。
一方、三浦は「知り合ってから長い時間が経っているけど、ご芝居でご一緒するのは初めてで。会話のやり取りは多くなかったけど、黙っている時間も自然に感じられた。それが役を作ってくれた。安心できました」と初共演を振り返った。
ロケ地となった広島は先行して本作が公開された。現地での舞台あいさつに登壇した東出は「実際に被災された方から救われた思いがしたと直接言葉をかけてもらった。おこがましいですが、広島で撮影できてよかった。少しでも明るい気持ちを持って帰れる映画になっていればいい」と語った。
そのほか浅田美代子、堀部圭亮、笠原秀幸、宮川博至監督も参加。舞台あいさつには小林薫も登壇予定だったが、体調不良のため欠席となった。
次のページへ (2/2)
【写真】映画『とべない風船』公開記念舞台あいさつの集合ショット