俳優の竹野内豊が6日、都内で行われた映画『イチケイのカラス』（13日公開・田中亮監督）の完成披露試写会に登壇。「豪華なキャストの皆さんに支えられてすてきな映画が完成した。ほんの少しでもなにか感じていただけたら」とあいさつした。

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　講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、21年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠にて放送された連続ドラマ『イチケイのカラス』が映画化。東京地方裁判所第3支部第1刑事部＜通称：イチケイ＞が舞台のリーガルエンターテインメントで、ドラマ版は令和“月9”No.1の平均世帯視聴率12.6%を獲得するなど話題を呼んだ。

　この日のイベントには、竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、津田健次郎、尾上菊之助、吉田羊、向井理、小日向文世の豪華キャスト陣と田中亮監督が出席し、トークでイベントに華を添えた。

　竹野内は主演・座長としての心情を問われると「いやあ、自分は座長と言えるようなものじゃないですけど……」と謙遜しながら、「豪華なキャストの方々がそろったぜいたくな映画ができました」と笑顔。「連続ドラマの撮影中は映画化を考えられなかった。多くのファンの応援がなかったらできなかった。皆さんに感謝しています」と頭を下げた。

　イベントでは、かねてより竹野内に憧れていたという向井が、竹野内と共演した感想を問われる場面も。向井は「僕は竹野内さんとのシーンばかり。初めましての共演なので、深く話すことはなかった」としながらも、「さきほど別の取材があったのですが、（竹野内は）1人だけ立っていらっしゃる。僕と工（斎藤）は座っていたけど……ドアを開けて待っていてくれたり。勝てないですよ。ずるい」とその気遣いに感服した様子。竹野内は「最初は座ってたんですけど、落ち着かなくて。立っていようかなって……。まあね、はい」と言葉を濁し、赤面していた。