タレントで俳優の東山紀之が6日、都内で行われた主演のスペシャルドラマ『必殺仕事人』（テレビ朝日系、8日午後9時）の囲み取材に出席した。長年続く『必殺』シリーズにまつわるエピソードなどを語った。

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　同作は、15周年を迎えた東山主演『必殺仕事人』シリーズの最新作。はやり病「鬼面風邪」（きめんかぜ）が江戸の町で猛威をふるうなか、幕府からのお助け金をかすめ取る給付金詐欺が横行する。陰謀に巻き込まれた医師は、なんと瓦屋の陣八郎（遠藤憲一）の幼馴染。仕事人には命の危機が迫る……、というストーリーが展開される。

　1972年の『必殺仕掛人』の放送開始から数えて、50周年を迎えた『必殺』シリーズ。藤田まことからバトンを引き継ぎ、2007年から奮闘する東山は「昔、藤田（まこと）さんに『長くやる秘訣は何ですか？』とうかがったときに、『ギャラを上げないこと』とおっしゃった。プロデューサーは『ウソつけ！』と言っていました（笑）。まぁ、ギャラ交渉は事務所に任せています」と話した。

　また、自身にとって『必殺』シリーズはどのような存在か問われて「故郷（ふるさと）。やはり、年明けはこの作品でスタート。そして、時代劇がほとんどなくなっていますので、先輩たちには、時代劇をやっていることで、非常に喜びの声をいただく。夏には『刑事7人』（テレビ朝日系）で北大路欣也さんとご一緒するんですけど、北大路さんから『とにかく続けてほしい』といつもうかがっています。そういう意味でも、責任は（感じる）」と語ってうなずいた。

　今回の囲み取材には共演者のTOKIOの松岡昌宏、Hey! Say! JUMPの知念侑李、和久井映見、遠藤も出席。5人どろって稲荷神社でのお参りを行った。