盆踊りの定番ソングは「ダンシング・ヒーロー」…実は愛知県中心に20年以上前から

 夏真っ盛りのこの時期は、夏の定番として盆踊りが全国各地で行われている。盆踊りといえば、民謡などに合わせて輪になって踊るのが一般的なスタイルだ。そんな盆踊りを子供の頃には近所の公園や神社などで踊っていたが、大人になってからは縁がなくなり踊らなくなってしまった人も多いことだろう。実は近年の盆踊りはそんなイメージから、かけ離れてきている。

名古屋城の盆踊り(8月13日)
名古屋城の盆踊り(8月13日)

若者の新たなカルチャー「恋するフォーチュンクッキー」「YOUNG MAN」も

 夏真っ盛りのこの時期は、夏の定番として盆踊りが全国各地で行われている。盆踊りといえば、民謡などに合わせて輪になって踊るのが一般的なスタイルだ。そんな盆踊りを子供の頃には近所の公園や神社などで踊っていたが、大人になってからは縁がなくなり踊らなくなってしまった人も多いことだろう。

 実は近年の盆踊りはそんなイメージから、かけ離れてきている。流れる楽曲は「炭坑節」や「東京音頭」などの定番曲はもちろんだが、以前では考えられないような楽曲も流れているのだ。ここ近年は荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」が盆踊りの定番ソングになってきている。一昨年にバブリーダンスで話題になった「ダンシング・ヒーロー」だが、実は20年以上も前から愛知県を中心に盆踊りで踊られている楽曲のひとつである。さらに、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」や西城秀樹の「YOUNG MAN」などの楽曲も使われるようになっている。

東京大神宮の盆踊り(8月8日)
東京大神宮の盆踊り(8月8日)

 このような楽曲が多く流れることによって、たまたま通りかかった若者が盆踊りの会場で足を止めて見物する姿も多く見受けられるようになった。見物だけでは飽き足らず、自ら踊ってみようと輪に入り、見よう見まねで踊るようになり、何回か踊っているうちにコツを掴むようになっていく。盆踊り会場では「ダンシング・ヒーロー」などの楽曲以外にも、昔ながらの民謡も流れているのだが、輪に入って踊りだした人たちの中には、踊りの面白さに取りつかれ、どんな楽曲でも楽しく踊る姿を見られるようになった。

巣鴨駅前の盆踊り(7月21日)
巣鴨駅前の盆踊り(7月21日)

カギはどんな曲を選ぶのか…クラブイベントに近いグルーブ感を体感

 盆踊り会場ではその地域によって流れる曲は変わってくるが、選曲の良しあしが盛り上がりに大きな影響を与えることもある。どんな楽曲が流れるのか、セットリストはどのようなものになっているのか、がカギになってくるのだ。好みは人それぞれだが、盆踊りの定番曲でもある「炭坑節」や「東京音頭」、「八木節」などを中心に選曲する会場もあれば、「ダンシング・ヒーロー」などのポップスを中心に流したり、ご当地民謡など少し珍しい曲が聞けるところなどもある。

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