【新日本】KAIRI、中野たむをインセインエルボー葬 IWGP女子のベルトを初防衛

新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 17(1月4日、東京ドーム)第2試合、60分1本勝負 IWGP女子選手権試合

KAIRIがIWGP女子のベルトを死守【写真:山口比佐夫】
KAIRIがIWGP女子のベルトを死守【写真:山口比佐夫】

昨年11月、岩谷麻優を破り初代王者に

新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 17(1月4日、東京ドーム)第2試合、60分1本勝負 IWGP女子選手権試合

 初代IWGP女子王者のKAIRIが“聖なるスターダム・ドリーム”中野たむにインセインエルボーを当て、KO。昨年11月に獲ったベルトを初防衛した。

 チャレンジャーの中野は長い槍を持ち、まるでアイドルのような入場。対するKAIRIはオーケストラのような厳かな曲調の入場曲で入場した。

 ゴングが鳴ると、組み合って力比べ。その後はロープ付近での攻防になった。KAIRIが中野の額に“デコピン”3発いれる、その直後に強烈なボディーブローという緩急をつけた攻撃を繰り出した。

 中野も全く負けていない。柔軟な体を生かし、KAIRIのエルボーをイナバウアーのように避ける。KAIRIとのエルボー合戦にも負けなかった。カウンター攻撃を決め、リングの外にKAIRIを投げ飛ばすと、コーナーポスト最上段へ登り、飛んだ。その後、中に入れ、ブリッジの美しいジャーマンスープレックス。KAIRIをスタン状態にすると滞空時間の長い“バイオレットスクリュー”を見舞った。

 このまま中野のペースかと思えたが、最後はKAIRIが逆転。コーナーポストからインセインエルボーを当て、3カウントを奪った。

 KAIRIは2012年1月にスターダム3期生としてデビューし、5年後の17年からWWEに参戦。昨年の新日本プロレスとスターダムの合同興行、11・20有明アリーナで岩谷麻優を破り、初代王者に輝いた。

次のページへ (2/2) 【写真】中野たむに攻撃を加えるKAIRI
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