格闘家の桜庭和志とホイス・グレイシーが30日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われている「U-NEXT presents RIZIN冬祭り2022」に登場。PRIDE時代の対戦について思い出話に花を咲かせた。

　公開計量前に行われた同イベント。桜庭とホイスが登場すると会場からはこの日1番の拍手が起きた。両者は自撮り写真を撮ったり、お互い寄せあったりと再会を喜んだ。

　ホイスは「素晴らしい思い出がたくさんある日本に戻ってこれて、とてもうれしく思います。桜庭さんとも思い出があります」と笑顔であいさつ。一方の桜庭は静かだった。

　PRIDE時代の対戦をトークテーマにイベントは進行。当時の試合をホイスは「めちゃくちゃ長い試合でした。観客の方は寝落ちして、起きたらまだ試合をやってるのってそれくらいの感じでしたよね（笑）。桜庭さんのパンチは忘れられない。6Rには立ち上がれるけれど、もう歩けないよと父親に話していました。ひどい記憶ですね（笑）」と冗談を交えながら振り返る。

　一方の桜庭はあまり覚えていない様子。「6R目はあと2Rやったらもうダメだと思っていました」と端的に語った。

　あまり覚えていないととぼけていた桜庭だが突然「会見のとき、めっちゃ怒ってたじゃん！」と口にする。ホイスは「勝った方が賞金を総取りしようと言ってきたから」と仲むつまじいやり取りを見せていた。

　またMCから対戦したい相手を聞かれた桜庭は所英男を名指し。「いつでも全力で極めにいこうとする。あれがすごい好き」と明かした。