【エール】中村蒼が熱演するのは主人公の幼なじみ・鉄男 「未来を語り合う前向きなシーンが多く楽しい」

17日に放送されたNHK連続テレビ小説「エール」第15回に、主人公・裕一の幼なじみ・鉄男が大人になって初登場を果たした。子役パートでは圧倒的な腕っぷしで「乃木大将」と呼ばれる一方で、詩を愛する一面も持ち合わせていた鉄男。大人になり、中村蒼が演じる鉄男は、新聞社で働きながら詩を書き続けていた。

国際作曲コンクールへの挑戦を勧める鉄男。だが裕一の気持ちはなかなか前向きにならない
国際作曲コンクールへの挑戦を勧める鉄男。だが裕一の気持ちはなかなか前向きにならない

裕一と再会した鉄男演じる中村蒼がいよいよ登場

 17日に放送されたNHK連続テレビ小説「エール」第15回に、主人公・裕一の幼なじみ・鉄男が大人になって初登場を果たした。子役パートでは圧倒的な腕っぷしで「乃木大将」と呼ばれる一方で、詩を愛する一面も持ち合わせていた鉄男。大人になり、中村蒼が演じる鉄男は、新聞社で働きながら詩を書き続けていた。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 いじめっ子から裕一を助けたことをきっかけに友情を育んでいった鉄男。「古今和歌集」を手にし、詩への深い愛情を持っていた鉄男が「詩で飯は食えねえ」と話すと、裕一は鉄男が書いた詩に曲をつけると約束する。しかし不況のあおりをうけた鉄男の実家「魚治」は借金取りに終われ、一家は夜逃げ。約束通り鉄男の詩に曲をつけた裕一だが、鉄男にはその曲を届けることができずにいた。

 裕一から「しがみつけば必ず道は開く」と励まされた言葉を胸に、藤堂先生(森山直太朗)の紹介で地元紙の新聞配達員を経て記者になっていた鉄男。しかし、再会した裕一は音楽の道を諦め、銀行員に。鉄男は「なんで音楽をやめたんだ」と真っ直ぐな目で裕一を問いつめる。20日から放送される第4週「君はるか」では裕一に国際作曲コンクールへの挑戦を勧め、もう一度音楽の道を歩むように働きかける。

 中村は「僕自身、ガキ大将という人生を歩んでこなかったので、役柄を聞いた時は驚きました。鉄男は、男らしく、ずるくなく、素直に他人の幸せを喜べる人。僕もこういう人間でありたいと思いながら演じています」と自身が演じる鉄男についてコメント。同じく音楽を志す幼なじみの久志(山崎育三郎)との友情も重要なテーマの1つである「エール」。中村は「すごい才能の持ち主なのに、自信の持てない裕一を支える鉄男と久志。そんな鉄男や久志も夢があって、未来を語り合う前向きなシーンが多くて楽しいですね」とニッコリ。「音楽を通して人に喜んでもらえることを3人で知って、音楽の力を再認識していくシーンも印象的でした」と”福島三羽ガラス”と呼ばれ、人気を博すことになる3人の友情についても語った。

 連続テレビ小説「エール」、第4週は20日からスタートする。

次のページへ (2/2) 真っ直ぐすぎる鉄男に圧倒される裕一
1 2
あなたの“気になる”を教えてください